初めてのバンコクである。
1990年代半ばに比べて、施設整備も進んだ
こともあり、だいぶ渋滞は緩和されていると
いう。
これは1999年頃から順次共用されている
市内の鉄道網。太線が高架鉄道のBTS,
青の破線が2004年夏に開業した環状地下鉄。
これがBTS。3両編成で、ゲージは標準軌、
第3軌条のSiemens製車両だ。
日本の新交通(モノレールなど)と同様、
かなりの高架である。下に見えているのは
駅への通路で、一直線の階段ではなく、
踊り場を連続的に繋げたような工夫が
見られる。故に歩道とのアクセス階段が
多く設置されている。
マニラの鉄道と同様、派手な広告が全車両にペイントされている。車内はさすがに綺麗で
涼しい。
BTS高架の下の様子。渋滞していますね。研究室の学生に見せたら「高井戸みたい」とのこと。
確かに都内の首都高+幹線道路の風景に酷似している。自慢になりませんが...。
BTS下の道路の様子を撮った動画はこちら
6車線道路を「5+1」の変則利用しているのが分かる。
これは2004年夏に開業した地下鉄。写真撮影禁止であったが、注意される前に撮った。
ホームドアが設置されており、最先端の施設であることが分かる。ちなみにBTSも、この地下鉄も
多くの乗客がおり、そこそこの利用度合いであった。
地下鉄のトークン(利用コイン)。ただのコインのようであるが、ICチップが埋め込まれてあり、
非接触で入場できる。出るときは通常のコインと同様、改札機に入れることになる。
他にも、プリペイドのカードも用意されている。

バンコク中心部の東方20数Kmの場所に建設中の新空港(スワナプム空港)現場。
箱形建物ではなく、天蓋形式の豪勢なターミナルが作られている。総工費は4000億円、
ターミナル建設費は1000億円とか。2005年秋には一番機が飛ぶらしい。本格供用はもうちょと先?
市内交通の一翼を担う3輪タクシー「トゥクトゥク」。ジャカルタのベジャイもそうだが、排ガスは
酷い。暑いのであまり乗る気になれないが...。
バスの乗降風景。
何故か並ばず、ドアに殺到する。
市内の信号機に、写真の通り待ち時間表示が併設されている。場所によりマチマチであるが、
青赤時間が各々70秒程度の交差点が多かった。
交通とは関係ありませんが、これは市内
中心部にあるワット・ポーの寝釈迦仏。
時々CMなどでも見かけますね。
想像以上に大きく、見事であった。
最後はワット・ポー近くの船着き場から撮ったワット・アルン。三島由紀夫の遺作「豊饒の海」、
第3部の副題「暁の寺」で有名な寺院である。

以上、本多弁護士が佇んだ地、そして輪廻転生の王女の登場舞台のご紹介でした。
マニラと同様、日本の援助(国際協力銀行:
JBICのローン)で作られたことを示す
プレートが地下鉄駅に飾られている。