City Logistics学会参加のため,アフリカ・モロッコの西に浮かぶスペイン領のカナリア諸島
(Canary Islands)に行ってきた.東京からロンドン・ヒースローまで12時間,ヒースロー
から4時間半の旅程だ.マドリッドからは2時間半と近いので,典型的な長期・短期を兼ね
備えた観光地だ.自国以外は,イギリス人→ドイツ人の順に来客数が多いとか.





これは学会会場のSheratonホテル.プールも多く,海に面した典型的なリゾートホテル.
珍しく,五泊も滞在してしまった





Sheratonホテルと,山の中腹まで開発が進むTenerife島の様子.平地が少ないためだろうが,
ドンドンと斜面沿いに居住地が作られている.しかも新しいように見えた.





会議の合間にビーチを散策すると,こんな風景が広がります.遊泳する人よりは,圧倒的に
のんびりソファーなどに寝そべっている方が多いです.





この通り,今回の滞在中は雨も雲もなく,毎日こんな天気に恵まれました.





ビーチ沿いの遊歩道.電動車利用が目立つ.電動キックスクーターもどきもよく利用されて
いる.車道は走れないようで,歩道走行しているが,ちと危ない.
あとはシニアの方が目立ちますね.





こんな感じで過ごす方たち.紫外線も強いのか,少し歩いただけですぐに日焼けして
しまいました.





かつての車道を歩行者空間に転用した例だろう.前述の電動スクーターや,インライン
スケートなど,多様なモードが歩行者空間を気ままに利用している.





植樹のキレイなデコレーション.歩行者空間の真ん中に植樹があっても,これだけ
広ければ景観上も,機能から見ても有効だが,この幅員の半分以下の歩道空間を
同じように自歩分離する,中◯黒駅付近の空間設計は,やはり頂けませんね^^;





やはりシニアの足として利用される電動タンデムバイク(?).車道は走れませんが,
歩道が広いので,まぁ問題なし.





観光開発・観光交通計画視察の一環で,スペインで最高峰のTenerife島,Teide山へ.
この山は,標高3,718mもあり,2,000m付近までは車,そこから3,500m付近までロープウェイ
で到達することができる.最後の200mあまりの山頂登頂には許可証が必要とか.
土曜午前の10:30過ぎでもあり,往きのロープウェイは待つこともなく,すぐに乗れ
ました(往復で27ユーロ).

ところで,このTenerife島の名産品は,ワインとポテトぐらいだそうだ.ロープウェイに至る道では多くの低木ブドウを
見かけた.何でも,シェークスピアの戯画『ヘンリーW世』にも,Tenerifeワインが登場するとか.しかし他にはこれと
いった品はありませんでした.一緒にいた,K大学のY先生が一所懸命お土産品を探していましたが,どうなりましたか...





ロープウェイ駅を降りると,もうそこは標高3,500mの世界.さすがに寒いし,空気も
薄い.幸い,頭痛・心臓痛などを感じることはなかったが,歩きまわると,貧血気味に
なってしまう.上からみると,溶岩の流出跡を生々しく確認することができる.





これがTeide山の山頂だ.火山らしく,荒々しくて殺伐とした風景に包まれています.





ちょっと角度を変えて,同様の写真を.今回,Panasonic Lumix GMを初めて海外で
使ったのだが,Ricoh以来のsquareモードに加え,16:9のサイズのワイドぶりに驚き
ました.これも16:9の縦長ショット.





ロープウェイ出発駅に12:30頃に戻ると,待ち行列は出来ているわ,駐車車両が溢れ
かえっているわで,観光地の需要マネジメントの格好の分析対象であることを知る.
ここでは,ロープウエイが容量を決めているので,溢れた需要をバッファーとして
収容する発駅周辺の滞在施設が不可欠だが,当該施設は殆ど無い.追加的な開発を諒と
するか否かは別の議論が必要だが.





こんな奇岩もあちこちに散在しています.マグマの湧出跡が風化したらしい.





3,500mで水を飲んで,そのままホテル付近まで帰ってくると,ペットボトルが
標高起因の空気圧差でこんなになっていました(T_T)



最近は,『交通写真集』の更新頻度も落ちています.回数自体も減っていますが,
目新しい風景に出会うことが少なくなったのか,感受性が低下しているのでしょう.
次の機会では,もっとobjectにこだわった撮影を心がけたい.そのためにも,今,
映像不調のGRを買い換える予定です!