地下鉄でVillage近辺に戻って,フラフラと歩く.Village Vanguardの前を通り,25年前,
Elvin Jonesのライブを聴いたことなどを思い出し,Blue Note前に差し掛かったとたんに
夕立の豪雨となる.傘もないので,Blue Noteのピアノ型の庇で何とか難を逃れた.


やっぱり,New Yorkはステキなところです.仕事をするにせよ,休暇で訪れるにせよ,
少なくとも数日間は滞在したかったですね.




夕方,Battery Parkで自転車を返却して,足に相当な疲労を感じつつ,公園散策.
25年前は修理中,今回も時間がなく,女神像には行き着けませんでした.
そろそろ雲行きも怪しくなってきた.天気予報は16時から雨とか.
New Yorkを訪れた主目的は,この交通計画組織,NYMTCにおける交通需要予測モデル,
NYBPM (New York Best Practice Model)のヒアリングである.テクニカルな詳細は避けるが,
2,000万人の都市圏で,初めて実用性を伴ったActivity Model体系を完成させたことで
有名.忙しいにも関わらず,担当されているAli Mohseni氏,Kuo-Ann Chiao氏らと
議論させてもらう.特に,Chiao氏の明快な説明は,今まで腑に落ちなかった諸点に
答えを与えてくれました.感謝です.
また,このChiao氏もそうだが,ワシントンのシンポジウム参加者でも,アジア人の殆どが
中国系の方.ワシントンでお会いした日本大使館の武藤祥郎氏,船曳義郎氏(共に
国土交通省からアタッシェとして赴任中)も話していたが,「ワシントン付近も日本人は
ドンドン減っています」とのこと.ガンバレ★ニッポン!

NYBPMについては,東京都市圏への適用性も含めて,まだまだ勉強すべき事項が
多いと実感しました.
Ground Zero 付近で見かけた,賑やかなマーキング.インラインスケーターも一定の
市民権を得ているということか.でも市内では一回も見かけなかった.最近は下火か.
観光スポットでもある,Brooklyn Bridgeにも歩行者・自転車レーンが施されていた.
自転車にとってはキツイ上りである.かつて日本のカメラマンが,偶然自然切断した
ワイヤーに頭を打たれ,即死したことを思い出す.今はそんなことはないだろうが.
ブロードウェイに限らず,自転車レーンは散見される.しかし,走行していて気づいたが,
なぜか一方通行の場合,左側に自転車レーンを設置している.日本人にとっては
違和感はないが,ちょっと妙だ.バス停回避が理由だろうか.逆走を推奨するようで,
あまり良い施策とは思えない.確かに,"Contra lane"(逆走レーン)という方策は
あるのだが...
ガイドブックによれば,エンパイアステートビルはいつも長蛇の列で,時間のない方には,
このロックフェラーセンターがお奨めとか.確かに並ぶことなく,30分もかからずにquick
sight seeingが可能でした.マンハッタンらしい光景を堪能するには十分ですね.
30分で$21は,ちと高いかも.
『世界の中心』の一つ,Times Square(+今回のレンタバイク).幾多の広告に時代の
うつろいを実感することになる.自転車は進入できないので,この近辺で,自転車
レーンも迂回や切断となる.押し歩きで横断.
この付近の動画はこちら.YouTubeで夜景も見つかるかも.
"Mamma Mia!" の前も自転車レーン.だいぶ思い切った施策だなぁ との印象.
しかしながら,NYでは,歩行者が全く信号を守らないので,自転車レーンに平気で進入
してくる.これには参った.自転車施策の最大の敵は傍若無人な歩行者だろう.
また,自転車も日本並みに信号を遵守しません.
歩行者の自転車レーン進入に戸惑う動画はこちら.あやうく転倒するところでした.
NYでは,この撮影は"絶対"真似してはイケナイ.
セントラルパークを抜け出て,ブロードウェイへ.噂の「ブロードウェイの自転車道」
を目の当たりにする.
この区間は,おそらく2車線をつぶして,自転車レーン+ストリートカフェにしている
ようだ.今,Google Mapsで確認したが,現段階では,施策実施前の車線運用の
様子を確認できる.やはり一方通行の4車線になっていた.
広大なセントラルパークも自転車で走行.平日なのに,観光客はおろか,実に
多様な利用者が多いという印象を持つ.また,想像以上に起伏に富んでいた
ことも以外でした.NYをNYたらしめる立派な都市施設ですね.
今回,予習をしていたのですぐ発見できたが,これはRiver Side Parkにある,
とある有名な映画のラストシーンで使われた場所.
なるほど,こんな閑静な場所だったのか...とナットク.映画題名は当方に直接,
お問い合わせ下さい.公開からもう十数年が経過しましたが,ニューヨークの
魅力満載のオススメ映画です.

ハドソン川に沿って供用されている自転車+歩行者道だ.景色も美しく,木曜の
昼前というのに,自転車に限らず,ジョギングや犬の散歩をする人を多く見かける.
大変良い空間です.写真の区間は前からあるようだが,この先,70丁目付近の
自転車・歩行者道はできたばかりのようで,照明なども綺麗でした.
夜もロマンチックで良いかも.

ワシントンにおけるシンポジウムも無事終えて,ニューヨークにやってきた.マンハッタンは
なぜか25年ぶりである.四半世紀前,修士の学生時代に,友人と,その親戚の方の
アパートに居候させてもらい,一週間強,夜な夜なJazz Club廻りしていたことを思い出す.

まずは,ハドソン川に面するPier84にある,件(くだん)のレンタサイクル屋に駆け込んで,
自転車を借りる.

ポトマック川沿いの遊歩道を走行するSegway.乗ってみたいですね.

さて,このあたりから上を見上げると,市内中心にあるReagan空港に着陸する
飛行機がひっきりなしに飛来する.その動画はこちら.
ホワイトハウスの真上をかすめて着陸するのだ.東京でも議論になっているが,
皇居の上を通過できれば,羽田空港に直進離着陸が可能となる.
考えさせられる光景ですね.

リンカーンの像の前の広場にあった,レンタルSegway.これは予約が必要だった
ので,体験機会を逸しました.

今回,自転車を借りた,BkeOnRollというレンタサイクル店のブランチの一つが,
ここ,Union Station横にあった.分かりづらいが,昆虫のようなユニークな
ガラス張りの建物内にも,たくさんの自転車が保管されている.
SFやNYにも支店があるので,便利です.今回の利用でメンバーカードももらいました.
ただし,利用時にphoto IDとクレジットカードが必須.なので,パスポートを携行しなく
てはいけない.半日の利用で,$40程度.

これも世界でよく見かける,バスレーンと自転車レーンの共存の例.
しかし,自転車利用者はそれほど多くはなかった.月曜正午前後.

それほど充実しているとは思われないが,中心部には所々,このような自転車レーンが
設置されている.
ん? この表示だと,直進自転車と,右折自転車が錯綜しそうだが...信号で分離して
いるのだろう.今見て,気づきました.

ホワイトハウス前を自転車でウロウロしていると,"Sir!"と注意される.
自転車を降りなければならないようだ.これは,パリ同様の自転車警官.
やっぱりヘルメット着用ですね.

ワシントンにおける物流関連のシンポジウム参加・発表のため,数年ぶりに来た.
正確には,本稿の「アメリカ編@」以来なので,6年ぶりですか.
まずは最近,癖になっている通り,レンタル自転車で市内を回る.これが今回の
自転車+モニュメント.