2004年3月以来のベトナム.ハノイは5年ぶりくらいだ.また,JICA全国交通マスタープラン計画が
始まった.久しぶりのベトナムの喧噪.これは滞在したハノイのホテルからの光景.やはり5年ぶり
ともなると,郊外部の高層ビルが目立つ気がする.2000年以降の,急激な経済成長により,
数年前倒しで全国交通計画を策定することになったのだ.たぶん,今回は2009年始めぐらいまで
のおつきあいとなりそう.ただただ,懐かしく,感慨にふけってしまった(大げさな).
ホーチミン廟の前で観光客向けのシクロ(三輪タクシー)を見かける.以前に比べ,シクロは殆ど
見かけなくなったような気がするが...
今回撮影できた最高記録は,この4人.子供も110cmを超えているようなので,もちろん違反.
でも幸せそうですねぇ.
これは帰りのハノイ空港で見かけ,購入した Hans KEMPとかいうオランダ写真家が作った,
ベトナムのバイク荷運びのみを撮影した写真集.150枚の驚異的な写真が収納されている.
著作権の関係で,スキャンした表紙だけ紹介するが,「おーっ」という写真の連続だ.
滞在していたホテルのそばに地元の朝市が出ていた.その野菜コーナー.色とりどりで,芳醇な
野菜が並んでいることが分かる.ベトナム料理を支える重要な食材は,もちろんこの野菜だ.
ベトナム料理,もうひとつの欠かせない食材は魚.これはたぶん,カーロック(雷魚)でしょうか?
同じく朝市で手際よくおばさんがさばいていました.
さて,今回はベトナム関係部署との会議の連続で,殆ど視察する時間はなかったが,少しの時間
を見つけて,ハイフォンまで車で移動し,帰り,在来線に乗って帰ってきた(2時間20分程度).
これは夕暮れのハイフォン駅.割と瀟洒な駅である.ハノイ−ハイフォン間は一日4往復程度.
ベトナムの幹線だが,鉄道の規格が低いため,この程度の容量が精一杯のようだ.
ハイフォン駅から,ハノイ行き列車に乗車するところ.屋根はない.あぁ,ここまでは「世界の
車窓から」ではないが,異国の鉄道体験に「ワクワク」していたんだが...
車内はこんな感じ.実は座ったとたんにトイレの臭いが鼻につく.席はメーターゲージ(線路幅が
1m)の車両で2+3人掛けなので,その狭さも想像がつく.冷房はもちろんなしで,窓は開けっ
放し.んで整備が悪いのか大変な車輪走行騒音(『2時間20分,ずーっとトンネル騒音の中に
いるみたい』(同行のE氏).途中から混み出して,最後は身動きのとれない狭い座席(木製)で
背も曲げられない状態.まいった.もっと長距離であれば,冷房付きで快適なシートもあるとか.
最後は,夜中9時前に到着したハノイ駅の構内.ほっと一息したところ.何はともあれ,
333を求めて街中に繰り出す.