2008年以来,4年ぶりにハノイに来た.合計,18回目のベトナム渡航.今回のメインは,ベトナム新幹線がらみだが,<br>
副業として,ハノイのMRT事業の視察.このmap,分かりづらいが,ピンクが視察した行程で,青がハノイ1号線,赤が<br>
2号線の予定地.何かと遅延が生じているホーチミンと比較して,ハノイの方が早く着工かも...と言われている.<br>
1号線,2号線ともに日本の援助が確定しているが,2014年の2号線着工・2018年完成(第1期の12km弱)が最早とか.<br>
1号線も,それほど遅れない見込み.





1号線は高架,2号線は地下鉄である.この場所で,高架の1号線駅と2号線地下駅がクロス
する予定.2号線は,家族が密集した旧市街の真っ直中を通過するため,直径6mのシールド
トンネル上下二本は,場所によって,左右,上下と,ジェットコースターのような配置に
なるとか.世界最高峰の日本のシールド技術の見せ所(担当者は,勘弁してほしい...とこぼ
しているそうですが).





1号線がHong River(紅川)を渡河する予定地の160m下流に,Long Bien橋がある.1900年代
にフランスが作った,流麗なトラス橋で,鉄道とバイク・自転車・歩行者が通過している.110年
の歴史を反映しているのか,様々な線路幅の軌道が残されているようだ.
この脇の,バイク・自転車道の動画はこちら





写真の通り,「工事期間1899~1902年」と,設計者のプレートが掲げられている.この設計者,
何でも,ギュスターヴ・エッフェルの弟子なんだそうだ.当時の,鉄骨製作の世界最先端技術が
投入されたのだ.





2号線の北端近くの開発予定駅には,HANCORP(半官半民のデベロッパーらしい)による将来図が掲げられていた.
ベトナムのことなので,あながち絵空事とは思えない.10年後の姿かも.
この一つ南の駅周辺は韓国資本による開発が予定されているとか.2号線需要も,この開発の進展次第である.







はい.いつものベトナムバイクシーン.朝の通学送迎でしょうか.






ポニーテール用のヘルメット.これは面白いですね♪
結構見かけました.






昼食バイキングの風景.野菜や,ライスペーパーなど,ベトナムらしい食材が並んでいる.
ここは本当においしかったです.






ホテル(Mövenpick Hanoi)の朝食シーン.フランス領であったこともあり,パン系は充実して
いて美味しい.右下は,7~8種類並ぶ多様なジャム



知らないうちに,成田-ハノイは,日本発の夕方便も増えていて,ますます便利になったようだ.
特に,工事が本格化すれば,ハノイ市内の鉄道ネットワーク拡充に弾みがつき,都市構造も
大きく変化することになる.ますます目が離せない地域となっている.