1995年以来、9年ぶりのマニラ訪問。
都市開発や市内鉄道など、大きく変わっていた。
汚いところも多いけれど、やたらと綺麗な空間が増えたなぁという感想を持つ。
左写真のニッコリほほえむアロヨ大統領が見つめるのがマニラ市内の鉄道路線図。
東西の茶色の破線部分も今は開業しており、交通ネットワークとしては充実してきた。
しかし各路線が個別に建設・運営されており、乗り継ぎが悪く、料金システムも別々だ。
これは数年前に開業したEDSA大通りの真ん中を走る3号線の車両。三菱製車両のいわゆる
LRT(Light Rail Transit)だ。利用客はかなり多い。もっと高規格の車両にした方がよかったと
思う。日本と同様、広告付きの車両も目立つ。
最近開業した東西方向の2号線の車内。ホントは撮影禁止で駅でもカメラを提げていると警官に
何度も「撮すなよ」と忠告される。テロ対策か。
さて、この車両は上のLRTとうってかわって異常に広い。こんなに広い車両を体験したのは
初めてである。1号線(1980年代開業のLRT)、2号線、3号線とどうしてこんなにバラバラな
規格となってしまったのか? ちなみにこの車両は東芝製で...(以下参照)
2号線が日本の援助で作られたため、終点駅にこのプレートが飾ってある。さらに...(以下参照)
各車両内に、このステッカーも貼ってある。ちょっとヤリ過ぎか?
ツギハギ開発の結果がこの写真の通り。
下から、道路のアンダーパス、地上道路、
LRTの3号線、一番上が2号線。
2号線と3号線の乗り継ぎには駅を出て、
5分以上歩くことになる。
また赤青の屈折した構造物は歩道橋。
3号線をよけるためにデコボコになっている。

でも考えてみれば東京の地下鉄もこんな
感じか? 東京では地下にあって見えない
構造が、マニラでは地上にあり、目につく
だけかも知れない。
おなじみのマニラ名物ジプニー(Jeepney)。きらびやかな装飾が楽しいが、排ガスは酷い。
後景が白く霞んでいるのは排気ガスのため。
ジプニーやバスの二重三重駐車で渋滞となる光景の動画はこちら
今やマニラはショッピングモールだらけ。
いたるところに、いわゆる「メガモール」が
開発されている。
乱開発気味だが、どこも一日中賑わっている。

これはその中の代表的なAyala地区の
モール。アメリカンスタイルの綺麗な
空間である。