JICA業務でケニアの港町,モンバサを訪れる.11年前のナイロビ出張時に,散々,
「モンバサはステキなところですよ〜」と言われていたこともあり,何とかして,
一度は目にしたいと思っていた.都市圏人口100万人の,ケニア第二の都市である.





中心部のホテルはアブナイとのことで,10kmほど離れたビーチに面した,(大衆)
リゾートホテルに宿泊する.こんな場所なので,勤労意欲は衰退気味...





初日の昼食をホテルで摂る.このままで,出かけたくないよー ^^;
ちなみに,この写真もそうだが,今回は7月に購入したばかりの,リコーGRに付属する,
『HDR (High Dynamic Range) 調』の画像エフェクトが多用されます.なんとも不思議な
映像になりますね.





同じく,HDR調による朝焼けの風景.この日は潮も引いていたが,かなりの遠浅なのだそうだ.





遠景には市街も少し見えている.一日中,ビーチを往来する人が多いが,観光客は
半分以下だろうか.この位置関係はあとでGoogle Mapに記述します.





夕食もホテルとなるため,余った夕刻の時間,Tuskerを呑みながら,メールチェックを
しているところ.あ,観光客用の駱駝が歩いていますね!





モンバサ中心部である.高層ビルは殆どなく,低密度で道路容量が不十分なため,所々,
激しい渋滞が見られる.中心部には信号交差点は少ない.Roundaboutは多いが.
この写真の遠方には,モンバサ港が少し見えている.高い塔は港の管理塔で,最終日に
好意で上まで連れて行ってもらった.





モンバサのシンボルの象牙のクロスモニュメントだ.





でも近くで見ると,ブリキのおもちゃみたいにヘタれていてチトがっかり.





モンバサ中心部は5km×3kmぐらいの長方形の島である.島へは,北東と北部の
二箇所しか橋がかかっていない.大渋滞するわけだ.
南部はフェリーで人も車も運んでいる.一日,30万人の利用客があるとか.フェリー体験
したが,写真撮影は禁止されているので,こちらを参考に.
https://www.youtube.com/watch?v=jdnZUIstsqY
https://www.youtube.com/watch?v=nb7UeESz6xg
すごい迫力でした.





海が近いこともあり,中心部でも少し離れると,このような美しい光景が広がり,
市民の憩いの場所にもなっているようだ.





市内の東部には,Jesus Fortという観光名所がある.パンフレットによれば,1593年に
ポルトガルが構築し,1631年には代わってアラブ勢力の配下に.1875年にはイギリスの手に
渡り,今日に至る...とのこと.モンバサが軍事上も海の要衝であったことが理解できる.





砲門から海を眺める.ここで誰が,どんな戦いに巻き込まれていたのだろうか.夢の跡です.





Jesus Fortの中に,博物館があり,帰国してから,ここが宮本常一が訪れた場所であった
ことに気づいた.
http://ito-no-kai.la.coocan.jp/200_photo/206_1975_kenya_C/206_1975_kenya_C.html
↑このページの一番下のあたりで紹介されている.40年前も今も,あまり変わっていないようだ.





さて,帰国前にモンバサ港を視察.昨年,丁度100万TEUを超え,新しいバースも供用間近
であり,成長著しいモンバサ港.これは中国支援によるガントリークレーン.





パノラマ写真の中央に見えているのが,日本の支援で作られた新しいバースだ.まだガントリー
クレーンが設置されていないが,来年か再来年には稼働を開始する予定.港湾のコンテナhandling
容量は益々増強されることになるが,周辺道路が貧弱なので,渋滞激化が心配される.





モンバサ港の統計.輸入超過であり,空コンの輸出量が極めて多い.この片荷対策も今後の
大きな課題である.





空コンはtrailerではなく,tractorで運んでいた.これは初めて見た.





帰国途上,ナイロビ空港着陸前に,キリマンジャロ山が見えた.温暖化で雪は溶けたのかと
思っていたが,北面にわずかに雪を確認することができました!





ナイロビもそうでしたが,安全確保のため,なかなか市内を歩き回り,市井の姿をカメラに
収める訳にはいきませんが,今回も,アジアとは違う,『のどかさ』,『低密度』などを体感
しました.