今回はアメリカの交通計画体系に関する
ヒアリング調査で西海岸、サンフランシスコ、
サクラメント、そしてフェニックスを6日間で
回った。

これはサクラメント中心部のHard Rock CAFE
の広告塔。市内のランドマークとなっている。

その脇をLRTが走行しているが、その
動画はこちら

早朝、ヒアリング前の撮影だったが、オフィスを
訪ねると『LRTの写真とってたでしょ。交通
専門家だってすぐ分かったわよ!』と言われて
しまった...。


ちなみにサクラメントはサンフランシスコ北東部
約100KMに位置するカリフォルニア州の州都
です。シュワ知事の出没するところですね。
帰りにサクラメントのベッドタウン、Davis市にある、UCD (University of California at Davis)に立ち寄る。
Davisは自転車優先の街作りで有名であり、キャンパスの主要な交通手段は自転車。颯爽とペダルを
こぐ学生たちの姿に清々しさを感じた。
よくある観光写真です。左側に見えるのがサンフランシスコの町並み。1998年夏、ここから
花火大会を見学したことを思い出した。
あまりキレイにステッチできていないが、パノラマも紹介。
丁度、太平洋に陽が沈む頃であった。皆、雄大なGolden Gate Bridge(1937年完成)と大海原の
眺めにしばしボーゼン。
これはサンフランシスコ湾の、Golden Gateの反対側にある、エル・セリート市のMoeser Lineと
いう坂道からの絶景。中央にGolden Gateが、左手後方にサンフランシスコの風景が見える。
詳しくは、「公開文書」の『点描・アメリカ交通計画』の第1ページに記されているが、思い出の場所。
サンフランシスコのウォーターフロント、Pier39辺りを今は路面電車が走行している。以前は途中まで
高架高速道路だったが、地震による倒壊後、再建せずに路面電車を敷設した。広島同様、あちこち
のレトロな車両が走行している(同行の東工大T氏が発見)。
サンフランシスコBay Areaは7-8の個性的な橋が架けられているが、個人的にはよく利用していた
こともあり、このRichmond橋が一番好きだ。橋上からの景色もすばらしく、写真の通り、2段構成
で走行時の動的なScene Changeも快適である。
サンフランシスコ対岸、オークランドのウォーターフロント、Jack LondonのFisherman's Warf風の
レストラン。以前に比べ、若干賑わいに翳りが...。 気のせいか?
全米でもトップクラスの人口増が続くアリゾナ州、Phoenixにやってきた。今は人口400万人程度だが、
過去10年で約100万人増えたという(!)。まさに途上国並みの急成長。写真は中心部を貫く、
建設中のLRT路線。2008年12月開業だそうだが、人口成長を受け止めるのは郊外部中心であり、
中心部は低密度開発なので、どの程度需要があるのだろうか...?
Phoenixから、100マイル北に位置する避暑地(軽井沢だと思えばよい)、Sedonaに向かう。途中で
撮った典型的なアメリカのトレーラー。走行中はあまり近づきたくない。
Sedonaの市街地を見渡した風景。写真の通り、"Red Rock City"であり、到る処で赤い奇岩が
そびえ立っている。西部劇の舞台だ。
そんな住みにくそうな街だが、ちょっと市街に入ると写真のような高級住宅街があったりする。
ちなみに景観条例があるようで、建物の色彩は黄土色に統一されており、マクドナルドの「M」の
字も赤地に黄色でなく、黄土地に緑字だった(しまった。写真を撮り損なった)。
7年ぶりの西海岸ということで、思い入れがあり今回は枚数が多くなってしまいました。
やっぱり旅行するところではなく、住むところだなぁ と改めて感じいったのでした。