市庁舎前の大広場に集結し,試合前の気勢を上げる観衆.動画はこちら
結果はご存じの通り,前半で日本が2点をあげ,3−1の勝利.ホテルから,この
広場の歓声がよく聞こえていた.開始早々は一挙手一投足に大声援だったが,さすがに
2点目が入ってからは気勢あがらず,割と静かになっていました.


さて,いつも「交通写真集」は,細かい情報を忘れないうちに,帰りの飛行機などで
とりまとめている.最近は,ラウンジで必ず無線LAN環境が整っているので,帰国前
にuploadできたりする.今回も,トランジットで立ち寄っているヒースローからのupです.


実はこの日,パレード終了の1時間後,日本vs.デンマーク戦がキックオフだった.
日本は引き分けで決勝リーグ進出,デンマークは勝利が進出条件,という試合.

パレード終了後の風景.ビール1杯+サンドイッチが振る舞われる.
が,早々にホテルに引き上げる.

パレードと関係なく,自分たちの世界に浸る...という風景.
そろそろパレードも終わりに近づく.動画はこちら

何事かと見つめる子供たち.停止されられるドライバーと衝突するのではないかと
思ったが,特にトラブルはなし.自転車への愛着の度合いが違うのだろうか.

ところどころでパレード自体も渋滞する.動画はこちら

韓国,アジア交通学会の有名教授も参加していた.

車道を平気で走行するので,大渋滞となるが,もちろん警察の許可は得ているので,
トラブルは発生しない.でも日本では無理か.この付近の動画はこちら

楽な参加方法である.当方は歩いて同行したので,かなり疲れた.

この白いTシャツも配られ,当方も着用した.

パレード開始.いろいろな自転車が登場する.動画はこちら

右の窓の外に線路が見えているが,これは鉄道駅直結の自転車店.駐輪中に自転車
を預け,通勤・通学中に整備や修理をしてもらうという訳だ.日本の場合は,駅前には
果物店,写真店,床屋,不動産屋...はあるが,自転車マーケットも有望だろう.早朝開業
する必要がありますが.

今回出張の主目的,Velo-City 2010という自転車会議が開催された会場風景.
自転車施策関係者が多いので,ノーネクタイでOK.助かります.また,女性比率が
高い(半分近く?)のも特徴的.期間中,自転車貸し出しサービスがある.参加者数
が1,000人近いが,どうやって調達したのかな?

大会終盤の夕刻,"Bicycle Parade" なる,参加者と一般市民(自転車愛好者)らで
行われるパレードがあった.数百台の自転車を連ねて,市内を数km走行するという
もの.もちろん車は通行止めになるので,あちこちで大渋滞が発生することになる.
これは出発前の風景.

人魚姫の像も一応見に行く.と,実物はなく,スクリーンのみ! 修繕中かと思ったら,
11月まで上海万博で展示中なんだとか.スクリーンは,万博会場の生中継でした.
さすが,世界を席巻するChina Powerです.

いかにも,コペンハーゲン.

天気予報は雨だったが,運良く好天に恵まれる.おとぎ話の世界のようなカラフルな
街の風景.

市内南東部に,ヒッピー村のような場所があり,様々な建物にペイントが施されて
いる.ちょっと雰囲気は悪いが,自転車なのでスグ逃げられるだろうと判断する.

街角で営業する自転車修理の "The Bike Man".よほど自転車需要がないとやっていけ
ないだろう.

同じショップで売っていた自転車ヘルメット.一見帽子のようだが,ちゃんとハードな
素材からなっている.日本でも販売して欲しいですね.ちなみに,市内ではヘルメット
装着率は半分以下ではないかと思う.

自転車店で売っていた,Cargo Bikeという荷物や子供を乗せる自転車.
7,000クローネということは約10万円である.手頃な値段かな?

いつも紹介しているが,鉄道の自転車持ち込み車両の例.コペンハーゲン中央駅にて.

男女同権,ということか? 歩行者赤信号に男女表示があったりする.

"Green Wave"が時速20kmに設定されていることから分かるとおり,自転車走行速度は
かなり速い.ちなみに,2年前の卒論生が算出した,亀戸の自転車道の平均速度は
時速13kmであった.そのため,単路部は快適に走行できるが,交差点では慣れないと
どこに気をつけるべきか(車・自転車・歩行者),どの信号を見るべきか若干戸惑う.

ここでも電気自動車の充電スタンドを見かける.ヨーロッパでは割と普及し始めた
のでしょうか.

自転車走行をサポートする一つの工夫が,この "Green Wave".このレーンを,
時速20[km/時]で走ると,信号現時の調整で,数kmを赤信号なしでnon-stopで
通過できるというもの.この通りは朝晩で主要な交通の方向が変わるので,この
方向は6:00-12:00,反対方向は12:00-18:00が設定されてあった.要は,PTPSの
自転車版です.どこかの資料に,このシステム導入により,11分→9分に短縮
されたと記されていた.
"Green Wave"レーンではないが,市内を自転車で走行する動画はこちら
しつこいようだが,真似してはいけない.

朝の通勤時間帯のラッシュ.ここではないが,市内でも一番自転車交通量が多いと
される橋のたもとで撮影した動画はこちら.ちょっと長いです.
信号サイクルが約40秒で50台が通過していた.ということは時間交通量は4,000台
となる.すさまじい交通量である.

中心部のシティタワーからの眺め.高層ビルも少なく,屋根の茶色が美しい.
市庁舎前広場の動画はこちら.最後に紹介するが,ここがワールドカップ
「日本vs.デンマーク」の応援会場となる.

後部,子供乗せ自転車.子供の乗せは,これと,後ほど出てくる前部リアカー方式が
代表的だが,パリと同様,一回だけ日本と同じの前後二人乗せを見かけた.

学会発表のため,これも十数年ぶりにコペンハーゲンを訪れる.ここは自転車都市と
して近年,大変有名になってきた.確かに前回来たとき(1995年冬だったか),
到る所に青い自転車レーンがあったり,自転車信号が整備されていたりと,当方の
自転車研究の契機にもなった経験があるが,ここまで利用者は多くなかった.
朝,ホテルを出て,初めてベトナムのバイクの奔流を見たと同様の驚愕を覚える.