久しぶりの沖縄(17年ぶりだ)。観光交通計画関連の仕事の下見である。これは2003年夏に
開業した沖縄唯一の軌道系輸送手段、「ゆいレール」。那覇空港から中心部を通り、首里駅
まで約13Km、15駅を2車両で運行している。バスの利便性が悪いこともあり、結構乗客は
多い。当初の予測値程度の需要はあり、順調に黒字転換も見込めるとか。
「かわいい」印象を受けるが、駅も車両も快適で、観光客も多く乗っている。
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駅員さんの制服もごらんの通り、沖縄コスチュームです。
これは市内中心部の国際通り。1マイルの2車線道路であるが、土産物店を中心に、
観光客が多く集まるため混雑している。バスも何故かやたらと走っているため、ひどいときは
渋滞で全く動かないそうだ。社会実験を始め、多くの策が検討されているし、都計道などの
整備も進んでいるので、是非抜本的に魅力空間を創出してほしいものだ。
今回は観光交通計画ということで、観光スポットも大急ぎで見て回る。これは代表的な
リゾート開発地、万座ビーチを見渡す万座毛という景勝地。正面左手にANAのリゾート
ホテルが見える。海ももちろん綺麗だ。昔は珊瑚も一杯生息したらしいが、生活排水や
農地改良の影響でこの辺りは根絶したとか。
最近人気のスポットが、2002年頃に開業した「美ら海(ちゅらうみ)水族館」。ごらんの巨大な
水槽でジンベイザメや巨大なエイを始めとする魚が泳いでいる。水槽の壁、アクリル板の
厚さは60cmもあるとか。平日にもかかわらず、大変な賑わいで、ピーク期はかなり
混むのだろう。
沖縄本島の北部にある、2005年2月に開通した離島・古宇利島への橋。コバルトブルーの
海にマッチして大変美しい光景となっている。まだ観光開発はこれからだろうが、島の暮らしは
橋の開通でだいぶ変わったことと思う。
多くの沖縄の家屋玄関にまつられている「シーサー」。右の口を空けているのがオスで、
左の閉じているのがメスとか。狛犬(こまいぬ)同様の、いわゆる「阿吽(あうん)」だ。
途中で見かけた「おみくじ猫」。何故か猫をよく見かける。それも人間に警戒心を持たずに、
近づいても逃げなかったりする。
最後は泡盛の風景。これが典型的な泡盛のセット(1合)。琉球ガラスが美しく、涼感を誘う。
1年ぶりにまた沖縄に来た(2006年9月)。
今回も(もちろん)仕事で観光地の視察。

まずは最北端の辺戸(へど)岬に直行。

断崖絶壁の景勝地である。打ちつける
波の色がやはり沖縄らしい。
慶佐次(けさじ)湾のひるぎ林でカヌーを漕ぐ人たち。島の北東部にある観光地だが、名護からも
近いので、割と人が多い。
島東部の典型的な沖縄民家。東部は観光地も少なく、ひなびた印象を受ける。
沖縄市(旧コザ市)から東に行くと、この勝連(かつれん)城跡がある。頂上部まで10分程度で
のぼれるが、天気もよく、大汗をかいた。360度の眺めを楽しむことができる。
嘉手納(かでな)ロータリーの工事看板。嘉手納基地北西部に、日本では珍しい大型のロータリー
(roundaboutとも呼ぶ)があったが、それを潰して再開発する。もったいない気もしますが...。
最近開発された北谷(ちゃたん)のアメリカンビレッジ。よく見かける、アウトレット+観覧車+
外食レストラン+広大な駐車場 というパターン。名の通り、米軍家族が多い。
那覇市と上の北谷との間にある、トロピカルビーチ。沖縄では10月までは泳げるそうだ。
ここは人工海浜のようだが、景色も美しく作ってある。
那覇市北部の、もと米軍基地を再開発した、「おもろまち」近くの新市街地。高級住宅地であるが、
なぜか低層マンションと一戸建てが混在しており、イメージがちょっとずれる。
おなじみ、国際通りの賑わい。1年では何も変わっていないが、本格的にトランジットモールの
検討も始まったとか。
沖縄で有名な霊場の一つ、斎場御嶽
(せいふぁーうたき)への道。この御嶽は
世界遺産にも指定されている。

御嶽の写真は恐れ多くて掲載していないが、
やはり、何かを「感じ」ますねぇ。

行くべし!
島の南部にある、平和祈念公園。よく紹介されているが、17万人の犠牲者(米軍も2万人弱
の犠牲を払っている)の全氏名が刻印された平和の礎(いしじ)。
平和祈念公園→ひめゆりの塔 というのが、
南部観光の一般的なコース。

ひめゆりの塔記念館は思った以上に
混雑していた。また、観光地化された
付近の様子も印象的だった。
南部の、空港近くにある「旧海軍司令部壕」。このコーナーのベトナム編で紹介した「クチ・トンネル」
と似ているが、規模は大きい。一応冷房も効いているので、夏でもOK。これも行くべし!
福岡空港と同様、那覇空港も滑走路容量増強計画についてPI (Public Involvement)を実施
している。これは那覇空港の一画に設けられたPIの紹介パネル。見入っている人も何名かいた。