イタリアで仕事があり,近くのベニス(イタリア語ではベネチア)に立ち寄る.多くのメディアで
とりあげられているが,これが典型的なベニス.今回は映画,「旅情」(Summertime, 1955)
を見て,予習した.この映画はベニス映像にこだわっていて,ほぼあらゆるシーンの,構図・
露出・動的流れの完成度が高い.旅行前に見るべし!
観光エリアの一つの中心,リアルト橋.大変な賑わいだ.ベニスの年間観光客数は二千万人程度
とのことだが,もっと多いような気がする.東京ディズニーランド程度では?
ベニスでは春先に仮面を付けたお祭りが
有名とかで,あちこちでこの仮面が売ら
れている.皆,個性的で,いい土産品と
なっている.
ここがベニス観光の中心,サン・マルコ広場.信じられないほどの観光客だ.「行儀が悪い」
「うるさい」「地べたに座り込む」という若い修学旅行生が雰囲気を壊している.残念.
サン・マルコ寺院,サン・マルコ広場,大鐘楼のセット写真だ.広場を囲むように,両側に建物が.
1階は店舗だが,はて2階以上はオフィスだったのかな?
映画「旅情」で,主人公の男女が出会う設定となったカフェ.「旅情」のテーマ曲を演奏中.
その動画はこちら
うーん.日本では衛生感覚から,ちょっと
考えられない遊び方.
大鐘楼に登ると,ベニス全体を眺めることができる.もう夜に近かったので,さすがにくだんの観光客も
去りつつある.ベニス自体が干潟の上に作られているため,サン・マルコ広場は不等沈下で波打って
いる.
夜のサン・マルコ広場.シーズンオフの春先なので,カフェに誰もいませんね.演奏は続けていま
したが.寂しいが,落ち着いていい雰囲気であった.昼来るところではないようだ.