流通情報工学科の特徴

沿革 概要 学科の特色 大学院の特色 主要専門科目

沿革

1875年 (明 8):私立三菱商船学校設立、その後国立東京商船大学
1978年 (昭53):航海学科から分離し、「運送工学科」を設立
1990年 (平 2):広い範囲を目指し、「流通情報工学課程」に改組
2003年 (平15):「東京海洋大学、海洋工学部、流通情報工学科」
(東京商船大学と東京水産大学との統合)

概要

目的:ロジスティクスの専門家の育成。(我が国唯一の工学系ロジスティクスの学科)
構成:流通工学、数理情報学、流通経営学。

生産、販売そして消費者までの物の流れ、それを支える情報の流れ、そして取引等の商流、 この3つの流れを同時に考えるのがロジスティクスです。
このことから、ロジスティクスは、 物流と深く関係するとともに、企業の経営とも密接に関係しています。
流通情報工学科は、この物流、情報流、商流の3つの流れについて、深くそして幅広く習得できるように、 「流通工学」「数理情報学」「流通経営学」の3つの分野が協力しあい、 ロジスティクスについて一元的な教育を行う、我が国ではじめての学科です。
本学科の定員は45名であり、 少人数教育による実学的教育を基本方針としています。
そのため、1年から4年まで毎年次ゼミナール等を開講するなど、学生に対して親身で丁寧な指導を目指しております。
また、情報基礎教育も重視し、学生がプログラミングや情報処理を十分理解できるように教育します。
≫ 東京海洋大学工学部 「流通情報工学科紹介」のHPもご覧ください。


学科の特色

1) 工学に社会科学系を融合。女子学生(約25%)も多い。
2) 学科の定員は45名、教官は20名。(長期の船舶実習はない)
3) 卒業時は、工学士、修士(工学)、博士(工学)。
4) 就職は極めて好調。(物流管理技術者、SEなど)
5) 東京駅から2駅(JR京葉線)で、校舎隣接の寮を完備。


大学院の特色

1) 修士課程(工学)、博士課程(工学)が、用意されている。
2) 社会人や他大学からの入学者も多い。
3) 文系出身者の大学院生も多い。
4) 社会人のために、夜間開講・土曜日開講の実施を検討中(2006年度予定)。
5) 都心に近いため(東京駅から2駅)、通学にも便利。


流通情報工学科の主要専門科目 学士(工学)

○流通工学系科目

ロジスティクス概論、物流施設計画学、インターモーダル輸送、
物流管理工学、流通最適化工学、港湾ロジスティクス工学、
物流システム工学、物流管理費用分析、流通基盤計画学、
流通オペレーションズ・リサーチ、流通データ分析、通関実務論、
マーケッティング論、物流シミュレーション工学等

○数理情報学系科目

基礎プログラミング演習、応用プログラミング演習、
情報処理論、流通情報システム、情報セキュリティ、
データベース、情報数学概論、計算機ネットワーク、
データ構造とアルゴリズム、確率論、最適化数学、数値解析等

○流通経営学系科目

産業組織論、国際経済論、交通経済論、海運経済論、
航空経済論、都市交通論、港湾経済論、流通経済論、
物流産業論、商品流通論、産業政策論、産業立地論、
商業英語、商取引法等

修士課程:海運ロジスティクス専攻の主要科目 修士(工学)

○流通システム工学専攻分野

ロジスティクス工学、サプライチェーン最適化工学、交通計画論、
国際輸送セキュリティ工学、地域計画学、流通設計論、
流通情報システム工学、数理科学、確立過程論、情報認識論等

○流通経営学専攻分野

流通産業論、社会事情論、交通政策論、現代交通経済論、
国際交通論、流通経済学、産業構造論等

博士課程:応用環境システム学専攻の主要科目 博士(工学)または博士(海洋学)

○ロジスティクス専攻分野

ロジスティクスシステム工学特論、物流設計工学特論、交通政策特論
サプライ・チェイン最適化工学特論流通経済特論、産業構造特論
物流情報システム工学特論、社会基盤整備工学特論等


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