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機械材料研究室(盛田研究室)

主な研究:地熱発電用材料、チタンや鋼材の力学特性と腐食、シリカ・炭酸カルシウムの水垢

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(1)地熱発電における腐食とスケールに関する研究
 ・「地熱発電所で問題となる腐食とスケール」や「温泉地域での湯の花」の研究をしています。
 ・フィールドワークとラボでの実験の両方を行なっています。

(2)鋼やチタンの強度・疲労・腐食に関する研究
 ・チタンやめっき鋼材の高寿命化(疲労破壊)に関する研究をしています。
 ・次世代燃料として水素に適合する材料に関する研究をNIMSと共同で行ってます。

(3)CO2の地下貯蔵および有効利用(CCS・CCU)における腐食とスケールに関する研究
 ・JOGMECのカーボンリサイクルCO2地熱発電に協力しています。


2023/10/18 「舶用金属材料の基礎」が出版されました。
成山堂書店さんから盛田が執筆した教科書「舶用金属材料の基礎」が出版されました。

2023/12/14「明日が変わるトリセツショー」の番組製作に協力および出演しました。
NHKで放送されました。盛田と橋高先生が「あしたが変わるトリセツショー」の「掃除のトリセツ」に取り上げられました。興味のある方はNHKオンデマンドやU-NEXT等で御覧ください。


TOPICS (最終更新日 2024/03/22)

2024/3/22 鹿児島湾若神子クレータの海底熱水鉱床の解析に関する論文が掲載されました。
Dekov Vesseline先生との共著で鹿児島湾若神子クレータの海底熱水鉱床の鉱物解析に関する論文が掲載されました。

2024/3/6 物質・材料研究機構よりサーボパルサー試験機をいただきました。
物質・材料研究機構より試験機をいただきました。今後,次世代ゼロエミッション船に特化した舶用金属材料の評価に使用する予定です。

2024/3/1 日本地熱学会誌に論文が掲載されました。
研究室卒業生の鵜飼瑛美さんとの共著で,「温泉蒸気を用いたバイナリー発電所で生じた硫黄スケール」というタイトルの論文が日本地熱学会誌に掲載されました。J-stageにて約半年後にダウンロード可能となる予定です。本論文は,従来,温泉蒸気を使ったバイナリー発電所ではスケールが問題になりにくいということでしたが,問題となるケースがあることを指摘し,その物質について解析した論文です。

2024/3/1 博士後期課程に合格。
修士2年生のMin Aung Sanさんが博士後期課程に合格しました。

2023/11/14-17 日本地熱学会にて発表しました。
日本地熱学会にて材料のスケールと腐食に関する研究として,井原颯太さん,相澤春太朗さん,ミンオングサンさん,相場亜弥斗さん,池本翔太さんが発表しました。活発に議論いただきありがとうございました。詳しくはこちらを参照ください。

2023/11/14-17 日本地熱学会にて発表しました。
日本地熱学会にて材料のスケールと腐食に関する研究として,井原颯太さん,相澤春太朗さん,ミンオングサンさん,相場亜弥斗さん,池本翔太さんが発表しました。活発に議論いただきありがとうございました。詳しくはこちらを参照ください。

2023/11/2 長崎県雲仙市役所よりお礼状をいただきました。
雲仙市内の温泉スケールの調査に協力し,お礼状を頂きました。

2023/10/30 日本地熱学会にて4件発表します。
日本地熱学会にて材料のスケールと腐食に関する研究を発表します。詳しくはこちらを参照ください。

2023/10/7 日本地熱学会で4件発表します。
令和5年11月14日(火)~11月16日(木)に行われる日本地熱学会 令和5年学術講演会(岐阜大会)で材料のスケールと腐食に関する発表をします。

2023/9/19 マリンエンジニアリング学会で寺田隼人くんが発表しました。
マリンエンジニアリング学会にて寺田隼人くんが鋼材の水素脆性に関する発表をしました。

2023/4/1 本研究室の卒業生である長谷川さんが大学教員として着任されました。
長谷川嘉代先生が玉川大学の教員として着任されました。

2023/3/30 日本鉄鋼協会 研究会「溶融めっき皮膜の機能創出に資する構造因子」にて発表しました。
長谷川嘉代さんが日本鉄鋼協会にて溶融亜鉛めっき鋼の疲労について発表しました。

2023/3/8 日本鉄鋼協会 春季講演大会(東大駒場キャンパス)で3件発表しました。
日本鉄鋼協会にて、長谷川嘉代さん、寺田隼人くん、盛田が発表しました。それぞれ、溶融亜鉛めっき鋼の疲労、ステンレスの水素脆化評価、航空機用チタンの疲労について発表しました。詳細はここを御覧ください。

2023/2/22-23 日本鉄鋼協会 ISIJ 若手フォーラム(金沢)にて発表しました.
盛田が若手フォーラムにて
地熱・温泉発電において問題となるスケール形成を抑制する材料開発のタイトルで発表しました。地熱・温泉発電において問題となるスケール形成を抑制する材料開発

2023/2/10 M2の修士論文発表会が行われました。
修士2年の修論発表会が行われました。

2022/12/13-20 グランド再生可能エネルギー2022国際会議にて発表しました。
盛田が
GRE2022(グランド再生可能エネルギー2022国際会議)の地熱セッションで腐食とスケールの両方に対して耐性のある熱交換器について発表しました。

2022/11/11-15 長崎県雲仙市小浜温泉にて実地試験を行いました。
ブアンサトミさん、井原颯汰くん、相澤春太郎くん、Min Aung Sanくん、盛田で、長崎県雲仙市にある小浜温泉バイナリー発電所に行き、富山大学の上田晃先生一同と共同で実地試験を行いました。

2022/11/8-10 日本地熱学会令和4年学術講演会にてブアンサトミさんが最優秀ポスター賞を受賞
ブアンサトミさんが塩化物イオンと溶存酸素の影響を考慮した鋼材表面上でのスケーリング現象について発表し、最優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます

2022/11/8-10 日本地熱学会令和4年学術講演会にて発表しました。
ブアンサトミさん、井原颯汰くん、相澤春太郎くんが大田区産業プラザPioで行われた令和4年学術講演会にて発表しました。

2022/11/7 富山大学上田晃先生が研究室を訪問されました。
富山大学上田晃先生一同が研究室を訪問され、ディスカッションを行いました。

2022/11/01 ふぇらむに地熱発電の連携記事が掲載されました。
弘前大学特別顧問 村岡洋文先生と盛田が取材協力した「大きな可能性を秘めた再生可能エネルギー 地熱発電」、盛田が執筆した「次世代地熱発電用材料開発の展望:腐食とスケール」ふぇらむに掲載されました(Vol. 27, No.11,)。本書では他に「地熱発電用鋼管に求められる性能」、「地熱発電の特徴と適用技術及び最近の開発動向」の解説記事も掲載されています。鉄鋼協会の会員あるいは購入していただければ読めます。購入は、こちらのメールアドレスからバックナンバー購入してください。

2022/10/26 韓国 韓国海洋大学校の学生2名を短期インターンシップで受け入れました。
Yun Chehyunさん、Lee Eunsuさん2名を受け入れました。

2022/10/26-28 Gメッセ群馬にて行われた日本マリンエンジニアリング学術講演会に参加しました。
寺田隼人くんが日本マリンエンジニアリンング学術講演大会にて水素脆性に関する発表を行いました。

2022/10/25 粒子計・ゼータ電位計を研究室に導入しました。
機械材料研究室に粒子計・ゼータ電位計を研究室に導入しました。

2022/10/14 JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)の地熱発電案件に再委託先として採択されました。
東京海洋大学(代表:盛田)は、「カーボンリサイクルCO2地熱発電技術プロジェクト」に参画し、スケールに関する調査研究を行うことになりました。

2022/09/29 Alweendo Shatumbu Thomasくんが学位を取得しました。
Alweendo Shatumbu Thomasくんが工学博士の学位を取得しました。

2022/09/20-23 九州工業大学にて行われた日本金属学会及び日本鉄鋼協会の講演大会で発表しました。
間仁田悠平くんがTi-O合金の高温酸化及びクリープ特性に関する研究を、盛田が亜鉛めっき鋼材の疲労に関する研究を日本鉄鋼協会及び日本金属学会の講演大会で発表しました。

2022/09/10-16 チェコ共和国で開催されたワークショップに参加しました。
Alweendo Shatumbu ThomasくんがチェコのオストラバにあるTechnická univerzita Ostrava大学で開催されたワークショップ「NEW METHODS OF DAMAGE AND FAILURE ANALYSES OF STRUCTURAL PARTS.」にて発表しました。

2022/09/04-06 地熱発電所へ調査研究に行きました。
井原颯太くん、相澤春太郎くん、盛田で東北地方の地熱発電所にいきました。自然豊かでした。地熱発電所の現場についてよく理解できました。

2022/08/01 ふぇらむに研究室の紹介記事が掲載されました。
井原颯汰君が執筆した「わたしたちのけんきゅうしつ 地熱流体 vs. 金属材料」がふぇらむ掲載されました(Vol. 27, No. 8)。

2022/06/06 ふぇらむに解説記事が掲載されました。
盛田が執筆した「スケール形成を抑制する材料開発〜研究で地域貢献することを目指して〜」がふぇらむ掲載されました(Vol. 27, No. 6,)。本稿は鉄鋼協会の会員あるいは購入していただければ読めます。購入は、こちらのメールアドレスからバックナンバー購入してください。

2022/04/01 表面処理に論文が掲載されました。
長谷川嘉代さんが執筆した亜鉛めっき鋼の炭素鋼材の高湿度環境下における疲労に関する研究が表面技術に掲載されました。

2022/1/15 Catalystsに論文が掲載されました。
Htoo Nay Wunn 博士研究員が執筆した海水を利用した発電システムである海洋湿式太陽電池に関する研究がCatalystsに掲載されました。

2021/12/9 Materialsに論文が掲載されました。
 D3 Alweendo Shatumbu Thomas君が執筆した亜鉛めっき鋼材の疲労破壊に及ぼす応力モードの影響に関する論文がMaterialsに掲載されました。

2021/10/27-29 日本地熱学会 令和3年度学術講演会にて発表しました。
  小山壮太君,間仁田悠平君,ブアンサトミさん,井原颯太君,高谷哲平君が東北大学青葉山キャンパスにて行われた日本地熱学会 令和3年度学術講演会(仙台大会)にて発表しました。

2021/10/6 ヤングメタラジスト研究交流会に参加しました。
 Alweendo Shatumbu Thomas君と柄澤勇斗君がヤングメタラジスト研究交流会で発表しました。

2021/10/2 鉄の腐食生成物によって助長されるスケール。それを実験で証明しました。
 スケールは鉄の腐食生成物上に付着容易ということが経験的にわかっていましたが,実験的には証明されていませんでした。それを実験で証明した論文が鉄と鋼に掲載されました。当該論文は,大学院生の小山壮太君と卒業生の稲葉慎英君により執筆されました。

2021/7/13 ラボ環境で現地スケールを模擬する方法に関する論文がGeothermicに掲載されました。
 現地スケールと同様の構造をラボにて模擬する手法を開発し,その手法がGeothermicsに掲載されました。将来的には,スケールインヒビター等の早期開発に役に立つと考えられます。

2021/7/6 安価な光カソード電極の特許が権利化されました。
 元田慎一教授と共同で出願した「酸化銅電極の製造方法,酸化銅電極,および湿式太陽電池」の特許として登録されました(2021/6/4付)。本特許は安価な光カソード電極であり,水素製造,抗菌作用,光触媒電極としての展開が期待されます。本技術の論文についてはここを参照ください。

2021/7/6 配管外から測定するスケール厚さモニタリングに関する特許が権利化されました。
 波津久達也教授と共同で出願した「スケール厚さ推定システム,スケール厚さ推定方法,スケール 厚さ推定プログラム」が特許として登録されました(2021/5/14付)。本特許は配管内に付着した堆積物厚さを非破壊で連続モニタリングできるものであり,地熱発電所やOil&Gas等分野への展開を検討中です。

2021/6/15 昨年度開催予定であった世界地熱会議2020の工学分野で発表しました。
 World Geothermal Congress 2020+1にて盛田が発表しました。Proceedingsは後日オープンジャーナルとして公開になる予定です。また,オンサイトでも発表が2021年10月に行われる予定です。

2021/3/17~19 日本鉄鋼協会の講演大会で発表しました。   
 日本鉄鋼協会 2021年春季講演大会(第181回)にてAlweendo Shatumbu Thomas君,小山壮太君,柄澤勇斗君が発表しました。

2021/2/19 配管内部における付着物厚さセンシング技術についての論文がACS Omegaに掲載   
 Oil&Gas分野における配管内壁付着物厚さの非破壊センシング技術に関する論文をACS Omegaに投稿しました。

2020/12/09 超臨界水生成装置を設置
 静岡大学元理学部(現:防災総合センター)増田俊明先生のご厚意により研究室に超臨界水生成装置を設置することができました。

2020/11/15 亜鉛めっき鋼の疲労破壊に関する論文がISIJ Internationalに掲載
 長谷川嘉代さんによって執筆された亜鉛めっき鋼材の疲労破壊に関する共著論文がISIJ Internationalに掲載されました。

2020/08/07 光触媒電極に関する論文がEng. J.に掲載
 元田教授が指導するHtoo Nay Wunn君によって執筆された光触媒電極に関する共著論文がEngineering Journalに掲載されました。

2020/06/26  NEDO地熱発電技術研究開発事業に採択
 東京海洋大学,株式会社ゼネシス,産業技術総合研究所(PL:盛田)は,地熱発電技術研究開発事業 「耐腐食性を有しかつスケール成長を低減した熱交換システムに関する実現可能性調査」に採択されました。

2020/06/26 Ti-O合金の論文がMater. Sci. Eng. Aに掲載
 集合組織制御した高酸素固溶チタン合金(Ti-O合金)の変形機構の論文がMaterial Science and Engineering Aに掲載されました。

2020/05/26 スケール抑制技術に関する技術が特許化
 スケール形成を抑制する地熱流体の輸送方法が特許が権利化されました。


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長崎県雲仙市小浜温泉近くからの景色
(長崎県雲仙市小浜温泉では、小規模地熱発電を全国でも先駆けて開始した地域である。発電においてスケール問題が顕在化している地域の1つ)

Motoaki Morita’s Website
Mechanical Materials Laboratory
Tokyo University of Marine Science and Technology


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