― 電池推進船建造研究プロジェクト(平成21年度) ―

 海洋低環境モーダルシフトの実証研究として、平成21年4月に制御・電気推進・船舶構造などを専門とする本学教員グループによる電気推進船のラフプラン作成

低環境負荷
  1. 低環境負荷・低炭素社会
    • 走行中のSOx、NOx、CO2 排出量はゼロ
    • 欧米ではすでにエンジン船使用禁止の湖沼区域
    • 50〜70% のCO2 削減
  2. 低振動 ・ 低騒音化
    • 観光船・交通艇・旅客船、生簀用漁船、研究調査船
  3. アジマスプロペラなどの使用による運動性能の向上

平成21年度先行調査結果

― 先行調査 ―
騒音・振動比較
平成21年6月実施調査

 船価はディーゼル船の1.3−1.5倍程度であるものの、燃費(電気代)は軽油の1/2(夜間は1/6)程度に抑えられる。
 電池推進方式を技術的に採用しうる我が国の船舶数を統計資料から累計すると16万隻にものぼる。

CO2削減対象船舶隻数
― 急速充電対応型リチウム電池 ―
  • 今までの電動船は、満充電に10時間かかっていたが、本船は30分以下 (80%充電)になり、実用性が画期的に向上
  • 充電時間30分、全出力航行45分間という繰り返し運航が可能
  • 高出力可能なリチウムイオン電池を使用しているため、10ノット(時速19km)という速力が出せ、波や風、潮流などの影響を受ける港湾域内であっても航行可能
― コンソーシアム参画企業 ―

 海洋大学電池推進船(らいちょうT)の設計建造及び電池推進船用急速充電器の設置

→  海洋大学が部品を発注し責任を持って設計建造する形で行われている。
  コンソ−シアム参画企業の技術的・経費的な協力を得ている。

ヤマハ発動機
共同研究
東京船舶電機
共同研究
東京電力
共同研究
アルバック
共同研究
富士重工業
技術協力
横河電機
協賛
記者会見

東京海洋大学越中島キャンパス

日経、朝日、読売など14社

新聞掲載

3月11日
海上の友
3月7日
読売新聞・朝日小学生新聞
3月3日
日刊水産経済新聞
3月2日
朝日新聞・日本経済新聞