低炭素社会を実現するための極小エネルギー輸送体系の構築

第一層 輸送流動量縮減

直井 道生
直井 道生 Michio Naoi

海洋工学部 流通情報工学科

【研究の概要】
低炭素社会の実現に向けて、とくに食品流通部門においては、地産地消に基づく輸送流動量の削減に注目が集まっています。フード・マイレージとは、 食べ物がとれたところから食べるところまで運ばれる距離のことですが、地産地消の促進によって、食べ物の輸送に伴って排出される二酸化炭素の削減や、輸送にかかるエネルギーの削減が期待されます。本研究テーマでは、特に消費者の需要行動の分析を通じて、地産地消の実現可能性について検討を行うとともに、実現のための方策を探っています。
直井 道生
【アンケート調査の実施】
消費者による地産地消製品の購買行動は、(1) 世帯の収入や家族構成などの社会・経済的属性、(2) 地方自治体や生産者団体による政策・背策の実施、(3) 消費者の環境意識など、さまざまな要因によって影響を受けます。
本研究では、実際の産地直売所を対象にアンケート調査を実施することで、地産地消製品の購買行動の規定要因を、定量的に明らかにします。現在アンケート調査の準備を行っており、2013年度には結果をご報告できると思います。
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