主催 : 東京海洋大学 動力エネルギー工学研究室
提供 : 東京電力株式会社 技術開発研究所 電動推進グループ
有限会社 エムコ
開催日 : 6 月 7 , 8 日 (海王祭開催時)
開催場所 : 東京海洋大学 越中島キャンパス
本年度も、電気自動車試乗会を盛況のうちに終えることができました。試乗に訪れていただいた方々は
220 名に上り、三菱 i - MiEV 、COMS の説明をさせていただいた方は、試乗者数の
3 倍以上でした。
今回訪れていただいた方々の最大の関心事は、やはり燃費 ( 電費 ) のことについてでした。原油価格の高騰によるガソリン代の値上がりが、家計を圧迫していることが原因です。今後も値上がりを続けることが予想されるため、かなり真剣な面持ちで説明を求めてくる方も少なくありませんでした。
また、電気自動車のもつ環境性能への関心も高く、CO2の排出量についての質問もいくつかありました。電気自動車が走行中に排出する
CO2 は 0 なのですが、動力源となる電気の発電過程において、 CO2 が排出されます。
しかし、発電の過程で排出される CO2 は、ガソリン車が走行時に排出する CO2 に比べて格段に少ないのです。これは、発電所での発電効率が良いこと、発電に原子力、風力、水力発電を採用していることなどが要因となっています。
このようなことを丁寧に説明した結果、多くの方は得心がいったようでした。
電気自動車は、これからの時代に必要となっていくテクノロジーだと考えられますが、社会への普及には、まだまだ認知が必要なようです。