最近の活動の記録(2012年度)

2013年
3月
3月26日(火):京浜島で地曳網によるサンプリングをおこないました。国土交通省関東地方整備局さんからの受託研究はすでに終了したのですが、研究室で継続して調査しています。
3月25日(月):卒業式・修了式がおこなわれ、浮遊生物学研究室とともにパーティーを開きました。魚類学研究室からは、ジョーさん(博士)、伊藤尚子さんと関澤知彦さん(修士)、西原萌さんと藤井健太郎さん(学士)が修了・卒業しました。
3月24日(日):東京都障害者福祉会館で、晴眼者とともに学ぶ視覚障害者教養講座「江戸前の海(東京湾)の魚とその環境」をおこないました。

2月
2月26日(火):2か月に1回の多摩川河口域の地曳網調査に出かけました。今回は新4年生になる角張さんと加瀬君、斉藤さんの3人も参加しました。
2月22日(金):卒業論文の発表会がありました。魚類学研究室からは、小林誠人君が「多摩川河口域は魚類にとってどのような場を提供しているのか?」を、藤井健太郎君が「東南極海アデリーランド沖で採集された仔稚魚の分布」を発表しました。
2月19日(火)・21日(木):江戸川区立南葛西第三小学校で、ESD理科教室をおこないました。タイトルは2月5日と同じですが、「ふり返り」の方法を少し変え、ワークショップ形式でおこないました。
2月15日(金):修士論文の公開発表会がありました。魚類学研究室からは、関澤知彦君が「羽田空港新滑走路建設にともなう多摩川河口域の魚類相への影響」を、伊藤尚子さんが「南大洋インド洋セクターにおけるナンキョクソコイワシ Bathylagus antarcticus (ソコイワシ科)の初期生活史」を発表しました。

2月5日(火):江戸川区立南葛西第三小学校で、ESD理科教室『海の中の「食べる・食べられる」をのぞいてみよう』をおこないました。六年生が対象なのですが、あと二クラスあります。2月の19日(火)と21日(木)に実施予定ですので、詳細は後ほど報告します。
2月4日(月):フィリピンからの国費留学生であるジョーさん(
Joeppette Hermosillaさん)が博士論文の発表会に臨みました。題目は「Spatial and temporal patterns in the occurrence offishes in habitats associated with the estuaries of inner Tokyo Bay(東京湾内湾の河口域における魚類の時空間的出現パターン)」 です。

1月
1月31日(木):神奈川県の小田原市立前羽小学校でESD理科教室『海の中の「食べる・食べられる」をのぞいてみよう』を開催しました。参加したのは私と4名の学生、児童数は46名でした(上の写真)。
1月27日(日):2月3日(日)に港区生物多様性地域戦略の一環として「第2回いきもの作戦会議」が開催されます。場所は港区エコプラザで、13時30分からです。
1月25日(金):「あつまれ事業者!港区の生物多様性フォーラム」に私(河野博)と技術補佐員の田村君とで参加しました。フォーラムは、港区にある事業者さんたちの活動報告とともに、現在港区が検討している「港区生物多様性地域戦略」の策定にいろいろな方の意見をいかそう、という目的でおこなわれました。
   まず驚いたのが、参加者の多さです。事前予約では70名ほどだったらしいのですが、100名は超えていたのでは・・。さらに、資金のある会社や人手のある会社、あるいはどちらもない会社など、中小企業から大企業までがさまざまな活動をしていることにビックリでした。
   司会をされた文化放送の石川真紀さんの声にも感動しました。やはりアナウンサーの方の声は透き通っていて心地よいですね。
1月16日(水):仙台で開催された
『「震災復興ワークショップ」in仙台』(主催:応用生態工学会と日本生態学会;共催:日本水産学会など)に私(河野博)と技術補佐員の田村康君とで参加しました。私はファシリテーターとして参加し、田村くんには記録をお願いしました。正式な報告は、生態工学会から近日中に発表されると思います。
1月8日(火):月に一度の羽田沖のプランクトンと仔稚魚の調査をおこないました。今回のリーダーは茂木准教授です。また、来年度から研究室に配属される菅原君と嵩下さんが初めて参加しました。
1月7日(月):2月2日(土)に東京海洋大学で開催される沿岸環境関連学会連絡協議会(沿環連)のジョイントシンポジウム『沿岸環境モニタリング、実施・継続には今、何が必要か−学会と公設試:水産試験場との相互関係を考える−』をご紹介します。
1月1日(火):私(河野 博)が日本水産学会の水産環境保全委員会の委員長をしている関係で、
1月16日(水)に仙台で開催される『「震災復興ワークショップ」in仙台』(主催:応用生態工学会と日本生態学会;共催:日本水産学会など)でファシリテーターをします。

2013年 謹賀新年 今年も元気いっぱいの魚類学研究室です。

2012年
12月
25日(火):マスター1年の3名がマスター論文の中間報告をしました。その後、研究室の忘年会をおこないました。今年の漢字は「痛」「拡」「卒」「迷」「探」「食」などなどでした。
21日(金):大学の練習船「海鷹丸」で南大洋の調査をおこなう研究者グループの壮行会が行なわれました。今年度は、魚類学研究室から、M1の若原千恵子さんが参加します。
8日(土)と9日(日)および15(土)と16日(日):4日間にわたって「みなと塾」を開催しました。詳しくは東京海洋大学江戸前ESDのHPでどうぞ。
12日(水):2か月に1回の多摩川河口域の地曳網調査をおこないました。今回は新年度から魚類学研究室に入る3年生の加瀬君が初めて参加しました。
2日(日):羽田周辺水域環境調査研究の第6回シンポジウムが開催されました。私たちの発表はありませんでしたが、研究室の研究内容をポスターで紹介しました。

11月
18日(日)〜20日(火):神戸で開催されたテクノオーシャン2012に、私(河野 博)と技術補佐員の田村康君とが参加しました。今回はとくに発表をするのではなく、JAMSTECのサイエンスカフェや水産総合研究センターの研究報告などを見聞してきました。
7日(水):研究室の図書室や実験室の書棚や荷物用の棚を替えるとともに、耐震化の工事をおこないました。
2日(金)〜4日(日):学園祭(海鷹祭)が開催されました。研究室としての催し物はありませんでしたが、図書館でのサイエンスカフェや博物館学実習Tなどをおこないました。

10月
30日(火):2か月に1回実施しているの多摩川河口域の地曳網調査をおこないました。今回は、8か月ぶりに私(河野 博)が参加しました。しかし、まだ右腕に力がはいらない状態なので、船の上から水質だけを記録しました。地曳網を曳いたり、プランクトンやベントスの採集は学生さんたちがやってくれました。
28日(日):大学のオープンキャンパスがあり、魚類学研究室でもオープンラボラトリーを実施しました。南極と東京湾での研究の説明をし(下の左の写真)、さらに実際の魚類を用いてソーティング(網などで採集したものの中から魚類だけを選りわけること)や同定(採集した魚類の種を明らかにすること)をする様子を見て、さらに実践をしてもらいました(下の右の写真)。
 もう一つのイベントとして、『「ちりめんモンスター」を使ってどのような研究ができるのか』といったテーマで、高校生や保護者の方々に4人から6人のグループに分れてもらい、ポストイットを使ってみなさんで話し合ってもらいました。
6日(土)と7日(日):葛西臨海公園で、「葛西臨海・環境教育フォーラム」主催の「葛西臨海たんけん隊」があり、私たちも『ちりめんモンスターを探せ!』のコーナーを担当しました。土曜日も日曜日も39人、計78人の方がチリモンを探してくれました。
下の段の左はチームイエローで6日を担当し、右はチームピンクで7日を担当しました。大学院生3名と学部3年生4名がアシストしてくれました。

9月
22日(土)と23日(日):下関の水産大学校で開催された2012年度魚類学会年会に参加しました。大学院生6名と茂木先生、私(河野)が参加し、5題のポスター発表をしました。右下の写真はJR下関駅前の「ふく、ふく、ふく」です。   
12日(水):ひよどりによる羽田沖調査を実施しました。写真は採水の風景です。宮崎(堀本)助教と8人学生さんたちが参加しました。
 
8月
29日(水):2か月に1回の多摩川河口域干潟域の地曳網調査をおこないました。写真は多摩川と海老取川の合流地点に広がる自然の干潟域で、後ろは川崎側、羽田空港は画面の左側になります。茂木准教授と4名の学生さんが参加しました。
16日(木): マスター2年の田村康君が、修士論文『東京湾湾奥部多摩川河口域をハゼ科魚類はどのように利用しているか』を公開発表しました。
8日(水): 
大田区の大森第一小学校で、江戸前ESD主催の理科教室『海のなかの生き物をのぞいてみよう』を開催しました。大森第一小学校の校長先生と担当の先生、13人の小学生と宮崎助教、学生6名、それと私(河野)の計23名が、大田区の「ふるはま(故郷の浜辺)公園」に出かけ、実際にプランクトンネットでプランクトンを採集し、学校に持ち帰って観察やスケッチを行いました。みんな熱心に、何種類もの動植物プランクトンを描いていました。
6日(月): 「ひよどり」による東京湾羽田沖のプランクトン調査を実施しました。毎月、浮遊生物学研究室と魚類学研究室がおこなっている調査です。宮崎(旧姓堀本)奈穂助教以下、学生7名が乗船してくれました。途中、ドシャ降りの雨でしたが、無事に調査を終えました。
 〃 : 茂木准教授が海洋環境学実習Uのために、青鷹丸で出港しました。(10日に無事帰港しました)

1日(水): 大学のオープンキャンパスの一環として、魚類学研究室でもオープンラボを実施しました。研究室の学生さんたちが、「東京湾」と「南極」に分けて、研究室で行っている研究の紹介や研究の背景などをポスターにまとめ、来ていただいた中高生や保護者の方々に説明してくれました。また、標本を展示したり、東京湾の魚では実際にソ−ティング(魚類をゴミなどから選別する)や分類をやってもらいました。
 朝1回、午後2回の説明タイムを設けたのですが、1回に100名ほどの方が来ていただき、総数では300名にせまるほど盛況でした。来ていただいたみなさま、また準備をしてくれた研究室の学生さんたちに感謝いたします。

7月
25日(水)・26日(木): 午前中に港区の幼稚園、小学校、中学校の先生方を対象とした講座を開催しました。内容は、『海の中の「食べる食べられる」を見てみようです。25日は17人、26日は13人の先生方が参加し、実際に顕微鏡でプランクトンを観察したり、マハゼの透明標本を実際に解剖して胃内容物を取り出して観察しました。
25日(水:午後): 港南小学校の「夏休み港南クラブ」の一環として、『君も一日大学生だ:海の中の「食べる食べられる」を見てみよう』を開催しました。11人の児童がプランクトンの観察とマハゼの胃内容物の観察を行いました。
9日(月): 夏休み前最後の海洋生物学実験Uを行いました。学生たち(3年生)は、お湯をかけてとり出したマアジの骨格と格闘しました。
3日(火) 多摩川河口域の地曳網調査を行いました。茂木准教授とマスターの学生3人、学部生2人の総勢6名です。この調査は、6月の下旬に行う予定だったのですが、諸般の事情により7月に実施しました
2日(月): 私(河野)の57歳の誕生日(6月30日)と快気祝いを、研究室のみなさんが挙行してくれました。感謝、感謝です。

5月
21日(月)〜25日(金): 臨海生物学実習を本学の水圏科学フィールド教育研究センター館山ステーション(千葉県館山市)で実施しました。
   この実習は、学部の2年生を対象にし、魚類学研究室と無脊椎動物学研究室、藻類学研究室の3研究室が合同で行う実習です。
   魚類学の分野では、地曳網と手網を使って魚類を採集し、同定、測定、保存方法などを勉強します。


4月
20日(金): 多摩川河口域の地曳網調査を行いました。

3月
22日(木): 卒業式・修了式が行われました。

2月
10日(金): 修士論文の発表会がありました。魚類学研究室からは、池上君と木下君と笹沼君の3人が発表しました。
22日(水): 卒業論文の発表会がありました。魚類学研究室からは、松崎君、渡邉君、若原さん、山崎さんの4人が発表しました。

24日(金): 多摩川河口域の地曳網調査を行いました。