オランダ編である.
「最後に来たのはいつだったかなぁ」と散々考えたのですが,何度か来ている記憶が間違いで,
実はオランダは1990年8月以来の二回目であることに気づき,愕然とする.なんと,前回来たときは
28歳だったのだ! その二倍の人生を過ごしてきたとは...
まずはアムステルダム.今回2泊したホテルで貸出自転車(24時間16ユーロはチト高いが)を借りて,数時間市内を走り回る.
あてもなく走るのは効率が悪いので,購入していた,昭文社・ことりっぷ の解説に載っていた「レンタサイクルに乗って建築巡り♪」
というコースに従って回りました.
結果的には,よく練れていた案内コースで,これはオススメです.
まずはアムステルダム中央駅.以前は,「東京駅のモデルだった」という噂が根強かったように思うが,東京駅自身が
大きくステキに変わってしまったため,そんな話もなくなりましたね.
そしてこれがオススメの自転車コース.キンシャサに続いて,今回もArcの画面で失礼します.
クルーズ船が停泊していた.アムステルダムの港町には似合いますね.
「建築巡り♪」コースとあって,いたるところで奇妙な建物を見かける.これはベルギー人の設計による集合住宅とか.
少女の像と,奥に見えるのはボルネオ橋という奇妙な形をした人道橋.自転車は渡れません.
今回,街中でよく見かけた電動アシスト自転車.カゴに子供や買い物袋を載せる姿が多かった.モーターはドイツのBOSCH社製.
同社は,電動アシストモーターでも世界的なシェアを握っている.
街中に唯一残存する,デ・ゴーイエル風車が見えます.土曜日の昼前のヒトトキですが,天気もよい,好日でした.
海洋大学教員ということもあり,海事博物館を訪れました.それほど盛りだくさん...という訳ではありませんが,
1時間は興味深く過ごすことができます.
1700年代の帆船のレプリカ.中にも入ることができます.三笠の方が面白いけどね.
街中の公園出口付近の風景.分かりづらいが,自転車信号があることから,真ん中のピンクの車線が自転車道である.そして
右側の石柱が公園の出口で,人の出入りが多い.何が言いたいかというと,公園から出てくる人たちで,石柱の前が埋まり,
自転車道にハミ出してしまう.
確かに自転車にとっては快適に移動できる交通ネットワークなのだが,所々で歩行者空間を阻害する場面も見られる.
そして主目的のシンポジウム開催地,ロッテルダムに来ました.ロッテルダム・セントラル駅ですが,これも妙な建築物ですね.
観光パンフレットには,この角度からの写真が掲載されていたので,ナルホドと真似しました.
市内で見かけたモーターバイクのsharing.
はい,mobikeですね.オランダはそこかしこに自転車が放置駐輪しているので,mobikeの放置問題も顕在化しませんね...
そういえば,レンタサイクルも,昔ながらの店頭引き渡しが多く,velibのようなサービスはありませんでした.おそらく,
自転車が普及しすぎて,バイクシェアが入り込む余地がないのだろうか.
中央駅から徒歩15分ぐらいの距離にある,Markthal駅付近の風景.ここも奇妙な建築物のオンパレードです.
集合住宅と,中央の空洞部分にマーケットが林立する建物.観光客にも,市民にとっても賑わい創出の場となっています.
参加したシンポジウムの見学プログラムでロッテルダム港を視察.1,000万TEUを越える欧州随一の港である.まだ埋め立ては進行中で,
2035年の完成を目指している.日本の港湾とは,イメージが異なりますね.
船で湾内を周回させてくれました.ちょっと途切れていますが,その軌跡がわかります.
Arc,便利ですねぇ.
自動化が進んでいるロッテルダム港です.ガントリークレーン以外で写っている移動物体はすべて無人・自動化されているという
驚きの動画はこちら.
水深も20mあり,ラクラクと2万TEU近いコンテナ船も運用されています.こんな港,日本ではどこに作ることができたんでしょうかねぇ.
海洋掘削船(リグ)ですね.間近で見たのは初めてですが,その雄大さに圧倒されました.
アラビアの船であったと思います.1.8〜1.9万TEUではなかったかな.横付けされている船は給油船ですね.
自転車から港湾まで,オランダらしい施設整備状況について色々な知見を得ることができました.
今回の撮影は,4万円程度の,Canon PowerShot SX720 HS を用いましたが,やはり色の深みや,
味わいに欠けますね.黒がちゃんとした黒にならない... 次はサボらずに,LUMIXを持参します!