4年ぶりの上海.今回は研究目的で,物流関連施設の視察が目的.
往きの飛行機で.空いていたので,久しぶりに窓側に座り,
こんな写真を撮っていた.
まずは到着後の上海の繁華街.大規模なモールとして知られる『南京路』だ.
1999年にモール化されたらしい.大変な賑わいで,世界の代表的なブランド店
も多く目にする.
昼の様子はこんな感じで,面白いことに,遊園地の電車(または空港の移動用カート)の
ような小型乗り合いバスが頻繁に走っている.その動画はこちら.なるほど.こんな
トランジットモールもありか…と私的一寸吃驚.動画此所.
さて,中心部から南東部数十キロの港へ向かう.その途中,上海南大橋付近の
大渋滞.朝の9時頃であった.さすがに大型トラックが目立ちますね.
視察の目的の一つが,2005年に運用を開始した新しいコンテナ港『洋山深水港』.
これは洋山港へ至る海上道路.わずか3年間で建設したという,今の中国の意気込みを
感じさせる構造物だ.
この図の右下の軍艦のような島が,洋山深水港だ.実は先月までGoogle Earthには
出ていなかった.ごく最近upされたようだ.見てのとおり,海上に30数Kmの道路を
造り,港と陸地を結んでいる.
この港はPhase-1からPhase-5まで計画されていて,今,Phase-3の半ばが終了したところ.
このパノラマ写真で見えている範囲が,現段階,運用されている.
・岸壁総延長=約5Km
・同時に接岸できる大型コンテナ船の数=9隻
・ガントリークレーン数=40数基(?うろ覚えだ)
・複数ある上海港の合計取り扱いコンテナ数=2200万TEUのうち,400万TEUを
ここで扱っている
→今,上海港はコンテナ扱い量は世界第2位だが,圧倒的な伸びを示しているので,
数年のうちに世界第1位になることが確実視されている.この動画はこちら.
ガントリークレーンの先に島影が見えている.その島もコンテナ港化する計画があり,
それが最終段階のPhase-4 & 5となる.最近のわが国ではあり得ない,『30〜50年先を
見越した投資計画』だ.
ご覧の通り,大規模な名物交通視察でもあるため,多くの観光バスが立ち寄っていた.
港もここまでくると,魅力的にうつるのだろうか? 10年以上前,アメリカ・シアトル
の港見学で,港の物流機能を,そのまま港らしく説明していた遊覧船を思い出した.
よくある上海東浦の夜景です.香港ほどではないかも…
賑わっている雰囲気の動画はこちら.