海洋上のどこで大気は海洋から熱エネルギーをもらうのか,逆に海洋はどこでエネルギーを受け取るのかを知ることは,地球上の気候系の仕組みを理解し,気候変動の予測などを行う上で重要です.そこで,商船に協力して頂いて西部太平洋で日射量観測を実施したり,船舶による海上気象観測データや人工衛星観測デー タに基づいて大気海洋間のエネルギー交換量を推定し,その分布や変動について調べる研究を行っています(Iwasaka et al. 2000).人工衛星データに基づく推定研究は他大学の多くの研究者との共同研究で,その結果はJOUFROプロダクト(Kubota et al. 2002)として公開されています.
参考文献
1992年2月平均の長波放射フラックス |
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