流通情報工学科 3年次 前学期 金 2限 2201教室・遠隔
選択2単位
黒川久幸,
学務システム(Live Campus), 研究室 >> 講義 >> 作業管理工学
講義資料を事前にダウンロードして予習しておいてください。
なお、対面で授業を行う場合は、印刷した講義資料を配付します。
この講義では、物流現場を対象に改善活動の進め方や分析方法について、ケーススタディーを通じて学びます。
前半は、改善を行うための基本的な知識や分析技法について学びます。そして、後半は、事例をもとに学んだ内容を活用して、改善に取り組みます。
日付 | 内容 | |
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第1回(4/12) |
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改善の重要性と、そもそも改善とは何か、その定義について学びます。そして、自分がリーダーとしてこの改善を進める際の心構えについて考えます。 ---資料(第1回)--- ❖(講義資料)w01-1 ❖(説明資料)w01-2 |
第○回(4/19) |
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問題を解決するための手順(流れ)について学びます。そして、問題を発見したり、対策を検討したりする際に重要な議論の仕方について紹介します。 ---資料(第○回)--- ❖(講義資料)w02-1 ❖(説明資料)w02-2 |
第○回(4/26) |
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ある物流センターにおけるピッキング業務の改善を対象に、問題点の把握・抽出から改善策の検討までの流れについて学びます。事例をもとに、定量的に現状を把握する方法と、改善効果の試算方法について紹介します。 ---資料(第○回)--- ❖(講義資料)w03-1 ❖(説明資料)w03-2 |
第2回(4/19) 第3回(4/26) |
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ここではピッキング業務に関連するデータをもとに、分析方法を学びます。基本的なデータの集計方法、そして、その集計結果の見方について、商品をどこに置けば良いのか、そのロケーションの決定や、注文データの分析から、そもそもどのピッキング方式が望ましいのかなど、検討します。 ---資料(第2回)--- ❖(講義資料)w04-1 ❖(説明資料)w04-2 ❖(演習資料)w04-3 ---予習(第2回)--- エクセルのピボットテーブルを使った集計ができるように調べておいてください。 ---資料(第3回)--- ❖(講義資料)w05-1 ❖(説明資料)w05-2 ❖(演習資料)w05-3 ---予習(第3回)--- エクセルの文字列を操作するLEFT関数とRIGHT関数、そして、データを連結するVLOOKUP関数について調べておいてください。 |
第4-1回(5/10) |
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ここでは物流現場の改善を行っていくための技法について学びます。そのために数値データに基づき、対象の傾向や変化等を定量的に把握する技法や、言語データに基づき、問題の原因や対策立案などを適切に解析する技法を紹介します。 ---資料(第4回)--- ❖(講義資料)w06-1 ❖(説明資料)w06-2 ❖(演習資料)w06-3 |
第4-2回(5/10) |
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物流現場の改善を行っていく上で覚えておくべき手法や視点、考え方について学びます。ケーススタディではここで紹介した手法や前回の技法を用いながら問題の発見や改善策の検討を行います。 ---資料(第4回)--- ❖(講義資料)w07-1 ❖(説明資料)w07-2 |
第4-3回(5/10) |
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物流現場の工程全体を把握するための業務フロー図の書き方と、工程の稼働状況を把握するためのワークサンプリングの方法について学びます。 ---資料(第4回)--- ❖(講義資料)w08-1 ❖(説明資料)w08-2 ❖(演習資料)w08-3 ❖(計測用紙)w08-4 ---予習(第8回)--- パワーポイントのスライドショーの実行方法について調べておいてください。また、(計測用紙)w08-4を印刷しておいてください。 |
第5回(5/17) |
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物流現場における改善手順を体験し、分析等における代表的な技法の使い方や使用上の注意点を学びます。そして、グループワークを通じて、主体性やコミュニケーション力のスキルアップを図ります。 ---資料(第5回)--- ❖(演習資料)w09-1 ❖(説明資料)w09-2 ❖ケーススタディ(データ)data ---予習(第5回)--- Teamsの一般チャネルのファイル、「クラスの資料」に保存しているケーススタディ(資料)とケーススタディ(説明)を熟読してください。また、(演習資料)w09-1のスライド5枚目と6枚目を印刷しておいてください。 --課題(第5回)--- 業務フロー図及び稼働分析の結果と、気付いた問題点をまとめてください。 |
第6回(5/24) |
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ピッキングと仕分け業務を対象に分析を行います。ピッキング業務を対象とした分析では、商品の保管位置(ロケーション)に関する分析を行います。そして、仕分け業務を対象とした分析では、動線分析から仕分け指示書と作業の関係について考察するとともに、作業スペースや生産性について分析します。 ---資料(第6回)--- ❖(演習資料)w10-1 ❖(説明資料)w10-2 ---課題(第6回)--- グロスピッキングと向け先別仕分けを対象とした分析結果と、気付いた問題点をまとめてください。 |
第7回(5/31) |
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入出荷及び在庫のデータを用いて、ABC分析や在庫回転期間の分析を行います。そして、これらの分析結果から庫内レイアウトを用いた保管場所の検討や保管スペース上の問題等について検討を行います。 ---資料(第7回)--- ❖(演習資料)w11-1 ❖(説明資料)w11-2 ---課題(第7回)--- 入出荷及び在庫のデータを用いた分析結果と、気付いた問題点をまとめてください。 |
第8回(6/7) |
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日別、時間帯別の生産性の分析から適切な人員配置について検討を行うとともに、品質不具合実績から品質についても検討を行います。 ---資料(第8回)--- ❖(演習資料)w12-1 ❖(説明資料)w12-2 ---課題(第8回)--- 生産性及び品質の分析結果と、気付いた問題点をまとめてください。 |
第9回(6/14) |
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今まで行ってきた分析結果をもとに、問題点の整理、そしてその原因分析から対策の検討を行い、改善策を立案します。 ---資料(第9回)--- ❖(講義資料)w13-1 ❖(説明資料)w13-2 |
第10回(6/21) 第11回(6/28) |
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グループ毎に改善企画書の発表資料を作成します。 ---宿題(第11回)--- 改善企画書(発表資料)を、7月4日(木)13時までにTeamsの各「グループ」チャネルのところに、アップロードしておいてください。 |
第12回(7/5) |
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どんなに素晴らしいアイデアでも意思決定権者が理解できなければ採用されません。そのためここでは、グループ毎に改善企画書の発表を行います。なお、その際の評価方法は、相互評価とします。 ---資料(第12回)--- ❖(演習資料)w14-1 ❖(評価シート)w14-2 |
第13回(7/12) |
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前回の続きとして、グループ毎の改善企画書の発表を行います。そして、最後にケーススタディの解答例を解説します。 ---宿題(第13回)--- 各グループの評価点を記入した(評価シート)w14-2(エクセルファイル)を提出してください。提出は、7月13日(土)までです。 |
指定する教科書はない。必要な資料は配布する。
参考図書としては、下記のような図書がある。
口脇安夫・西本美央:物流システム改善の実務と手法 : 問題発見と全体最適化への急所 : kaizen実践ビジュアル解説、流通研究社、2016年(ISBN:9784902477375)
ロジ・ソリューション(株)出版プロジェクト:図解でわかる 物流の基本としくみ、アニモ出版、2015年(ISBN-13:978-4897951805)
平野太三:物流改革の手順、SANTA物流コンサルティング、2014年(ISBN-13:978-4883385638)
宿題の内容を3割、改善企画書を7割として総合評価する。
データの分析を行うために、エクセルを使用します。
「曜日・時間」:随時対応します。予めメールでアポイントメントをとってください。
「電子メールアドレス」:黒川久幸,