●油脂加工食品(即席めん、ポテトチップ、お惣菜など)に含有される油脂の酸化と毒性に関する研究
現在、厚生労働省、農林水産省と一緒に、油脂加工食品中の油脂の劣化に関する研究を行っており、即席めん中油脂の国際規格(Codex)設定作業を行っている最中です。
●油の主成分トリアシルグリセロールの分子種分析
TGには脂肪酸(DHA、EPA、リノール酸、オレイン酸など)が3つ結合しておりますが、TG分子種分析では、どのような脂肪酸がどのような組み合わせでTGに結合しているかを分析します。
●油の酸化劣化時に生じるにおいに関する研究
油が酸化した時に様々なにおいを発生します。たとえば魚油のにおい(あのにおいです!)は、多くの成分により構成されています。このにおいに関する研究です。
●かつお節のにおいに関する研究
かつお節のあのにおいにも油がかかわっています。この研究は、かつお節のにおい中にどのような油脂由来のにおい成分が存在するかを調べる研究です。
●カペリン(カラフトシシャモ)中に含まれる脂肪酸の保健機能に関する研究
現在、魚売り場で「ししゃも」として売られている魚の99%は北欧から輸入されている「カペリン」という魚です。この魚のメスは好んで食されますが、オスはあまり利用されていません。本研究はその点に着眼した研究です。
●油脂を指標としたアンチョビーの熟成に関する研究
ピザやパスタで使用しているアンチョビーの熟成に関する研究です。熟成期間中に起こる脂質成分変化に関して研究しています。
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