国立大学法人 東京海洋大学 海洋科学部 食品生産科学科

ニュース記事「鈴木遼さんの論文が学会誌に掲載されました」

鈴木遼さんの論文が日本水産学会誌に掲載されました。

「スケトウダラ冷凍すり身から調製した生分解性フィルムの性状に及ぼすNaClおよび各種有機酸塩添加の影響」というタイトルで、種類の異なるタンパク質可溶化剤(NaClおよび各種有機酸塩)を用いて調製したスケトウダラ冷凍すり身フィルムに関して、機械的性質や水蒸気透過性および色調など各種性状への影響を検討した論文です。有機酸塩の添加がフィルム性状の改善に有効であること、タンパク質可溶化剤の種類や添加量によって各種性状が変化するということが明らかとなりました。また,クエン酸ナトリウムを用いたフィルムが優れることが明らかになりました。(日本水産学会誌, 79(4), 694–702.

クエン酸ナトリウムを用いたフィルム(下段 真ん中)

    

Control        Na-citrate        Na-acetate

    

    Na-benzoate       Na-tartrate        NaCl