英語の動詞に「未来形」はなく、未来を表すには、
1.助動詞 will + 動詞の原形
2. be going to + 動詞の原形
3. be 動詞 + 動詞の -ing 形 (=現在進行時制)
の3通りの方法があります。次の例文を参照してください。
1. She will get married
someday. 彼女もいつか結婚するでしょう。
2. She is going to get married next
month. 彼女は来月結婚します。
3. She is getting married
tomorrow. 彼女は明日結婚します。
1 のように助動詞 will を使うと、「話し手の推測」というニュアンスが出る場合があります。2や3では、未来の出来事に向かって事態が進行中、という感じが出ます。同じ「結婚する」でも、1で は、まだお相手も決まっていない状態で、「いずれは結婚するだろう」、2や3ではすでに式の手配が済んでおり、もはや後戻りはできない感じです。
機関業務においては、現在進行形を、現在進行中の動作を表すのにとっておいて、これから起きることはもっぱら will か be going to
を使って表せばよいでしょう。例えば、これから行う排気弁交換作業で、「ナンバンが天井クレーンを操作します」と言うには、
The #1 oiler will operate the crane.
The #1 oiler is going to operate the crane.
のどちらでも構いません。
疑問文と否定文
助動詞 will を使った場合の疑問文と否定文は次のように作ります。
Will the #1 oiler operate the crane?
The #1 oiler will not operate the crane. (will not のかわりに won't も使えます)
be going to を使った場合の疑問文と否定文の作り方は、進行形の場合と同じです。
Is the #1 oiler going to operate the crane?
The #1 oiler is not going to operate the crane.
「~分後には~します」と言いたいとき、英語では前置詞の in を使って、次のように言います。
We will start the main engine in 10 minutes.
10分後に主機を始動します。
「後」につられて after 10 minutes のように言う人がいます。もちろん通じますが、英語としては不自然です。今から「~分後に」「~時間後に」と言う場合には、in を使うようにしましょう。