東京海洋大学は、平成22年春に世界初の急速充電対応型電池推進船「らいちょうT」を建造しました。この電池推進船は、リチウムイオン電池・推進モーターを動力とすることで、
「低騒音・低振動」、「航行中の排気ガスや二酸化炭素を出さない」、「高出力かつ短時間の充電時間」などを特徴としています。
「らいちょうT」に続き、平成23年6月に世界初の急速充電対応型電池推進漁船「らいちょうS」を開発建造しました。ウォータージェット推進の採用により、水面付近にロープが
張ってあるような海藻の養殖水域にも進水が可能です。
また、平成26年3月に、大型化及び航続距離増加を目的に、ハイブリッド型電池推進船「らいちょうN」を建造しました。この船は、大洋もしくは近海航海中は内燃機関を用いて走行・リチウム電池への充電を行い、
港湾内は電池推進するハイブリット型推進機関を用いています。
「らいちょう」の特徴
◆ 急速充電対応型リチウムイオン電池の使用により、従来の鉛蓄電池船に比較して優れた運航性能
◆ 電池推進であるがために、内燃機関船に比較して優れた環境特性と快適性
◆ 急速充電対応型モーター駆動ウォータージェット推進(らいちょうS)
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