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変更履歴の記録

次に、文書を推敲する際に良く用いられる「変更履歴」の記録について演習しましょう。 論文を書く際には、一人で執筆する単著論文だけでなく、複数の著者で一つの論文を編集する場合があります。この様な場合、共著者に論文原稿をまわしながら論文の編集を行いますが、各著者が勝手に変更すれば、何処がどのように変更されたのかを知ることは困難です。そこで、ワードの「変更履歴」を記録する機能を利用する方法を演習しましょう。

文書の編集中に「変更履歴」の記録を開始したい場合は、「校閲」タブの「変更履歴の記録」ボタンをクリックします(図の参照 10.8)。ボタンを押した後はそのボタンが黄色くなり、変更記録が実行されていることが確認できます。

Figure 65: 変更履歴
   \includegraphics[width=13cm,clip]{henko1.eps}   

実際に、文章を適当に変更してみましょう。変更は、赤等の目立つ色で表示され、削除は横棒で染まされます(図の参照 10.8)。

Figure 66: 変更履歴
   \includegraphics[width=13cm,clip]{henko2.eps}   

変更履歴の記録を終えたい場合は、「変更履歴の記録」ボタンをもう一度押します。 変更を全て反映した文書を見たい場合は、「変更履歴の記録」ボタンの横にあるリストから、「最終版」を選択します(図の参照 10.8)。

Figure 67: 変更履歴
   \includegraphics[width=13cm,clip]{henko3.eps}   
変更を一つ一つ吟味しながら、変更の承諾や却下を行う場合は、「変更個所」タブの「承諾」あるいは「元に戻す」ボタンの下の三角印を押し、「承諾(元に戻)して次へ進む」をクリックするか、「ドキュメント内の全ての変更を反映(元に戻す)」を選択し、一括して変更を承諾(却下)できます(図の参照 10.8)。

Figure 68: 変更履歴
   \includegraphics[width=13cm,clip]{henko4.eps}   



Takeyoshi Nagai 2013-09-03