このオートコンプリート」機能は、大変ありがたいのですが、時に不必要に入力を促すため、いらだちを覚える人もいるかもしれません。 この様な場合は、この機能を「オフ」にいしましょう。機能をオフにするには、上のメニューから「ファイル」タブを選択し、左に現れた選択肢から「オプション」を選 びます。すると、「Excelのオプションウィンドー」が立ち上がりますので、その左の選択肢から「詳細設定」を選びます(図の参照 12.2.1)。 その画面の中央に、「オートコンプリートを使用する」という項目があります。個々のチェックを外してOKを押せば、「オートコンプリート機能」 は使われなくなります。
これにある部分では、類似している機能に、「データの入力規則・リスト」機能があります。これは、 あらかじめ、指定した領域のセルに入力が許される語句を指定する機能です。この一部に、「入力リスト」 を指定できる機能があります。このような入力リスト・規制機能を用いるためには、 まず、この入力規制および入力リストを利用したいセルの領域を選択し、 上のメニューの「データ」タブをクリックします。そこにある 「データツール」グループの、「データの入力規制」ボタンを押しましょう(図の参照 12.2.1)。 今作表している表では、D列に国の名前が入るはずです。ですのでD列全てを選択して上の作業をしましょう。
ボタンを押すと、「データの入力規制ウィンドー」が現れます(図の参照 )。 このウィンドー中の「入力値の種類」選択肢から「リスト」を選びましょう。
すると、「元の値」を指定する欄が表示されます。「ドロップダウンリストから選択する」をチェックしている事を確認し、 「元の値」欄に、入力しうる内容を、カンマで区切ってリストを作ります(図の参照 )。例えば、今作成中の 表のD列目は、国を表す略記号です。即ち、(US,GB,JP,CN,FR,HK,AU,CA,KR,SG)等です。これをカンマで区切って入力しましょう。
リストを作成したら「OK」を押して、編集作業に移れます。 先ほどのD列の一つのセルにカーソルを当て、入力しようとすると、 リストが現れます。現れたリストから正しい国の略記号を選んで 入力しましょう(図の参照 12.2.1)。
この入力リストと入力規制は、セルをコピーしてもその機能が保持されます。 例えば、表に新たに別の大学の情報を追加して、行を増やす様な場合には、D列の 上の列から、先ほど入力リスト機能を付与した空白セルをコピーすれば、同じ機能を追加した行にも 使う事が出来ます(図の参照 12.2.1)。