エクセルでは、等高線あるいは等値線図を書くことも可能です。 等値線図とは、天気図で気圧の配置を示すものに見られる、同じ気圧を線で繋いだ図です。 この線上では、値は一定です。ここでは、この等値線図を書く機能を使って、日本近海の海底地形図 を作図してます。
データは以下のURLからエクセルファイルとしてダウンロードできます。元のデータは、 日本海洋データセンターが配布しているものです。
ダウンロード終了後、このエクセルファイルを開き、「A1」番地のセルを選択しましょう。 その後、「挿入」タブの「グラフ」フループからの「その他のグラフ」ボタンをクリックし、等高線のグラフを挿入します(図の参照)。
しかしこのままでは、等高線の間隔が大きすぎて何を示しているのか不明瞭です。 そこで等高線の間隔を、50か100 m 毎に変更してみましょう。そのためには、グラフを 選択し黄緑色の「グラフツール」を立ち上げ、グラフツールの「レイアウト」タブを選択しましょう。その後、 一番左にある、「現在の選択範囲」グループのドロップダウンメニューから「縦 (値) 軸」を選択します。 その後、「選択対象の書式設定」ボタンを押し、「書式設定ウィンドー」を立ち上げます(図の参照)。
「書式設定ウィンドー」 の「軸のオプション」中の「目盛り間隔」を「自動」から、「50」か「100」に設定して「閉じる」を 押します(図の参照)。
すると等高線が、海底地形を詳細に示すはずです(図の参照)。 「グラフツール」のデザインタブから、グラフのデザインを色々と調整してみましょう。
また、2次元の等高線図だけでなく、3次元で海底地形を示す事が出来ます。 そのためには、グラフを挿入する際に、グラフの種類で、3次元の等高線を 選択して下さい。下の様な図を作成する事が可能です(図の参照)。