ここで、u, wは、それぞれx, z方向の流速、tは時間、Pは一定密度と静水圧の関係( )にある圧力、pは圧力のPからの変動成分、, は、一定の基準密度とそこからの変動、Ah, Avは、水平・鉛直の渦粘性係数、Kh, Kvは、水平・鉛直の渦拡散係数である。x-z面で2次元の流れを仮定しているので、非圧縮の仮定にもとずく密度保存式(連続の式)は、
である。連続の式が成り立つ事は、流れを流線関数、、の勾配として併る事を意味する。即ち、
今、渦度を
と定義すれば、とは、以下の式を満たす。
この流線関数と渦度を用いて、式(11)と(21)は、(1)をzで(2)をxで偏微分し、差し引けば圧力項が消去でき、一つにまとめることができる。この過程で、静水圧の式を用いる。従って、シ ュレーションに用いる方程式は以下の様になる。
境界条件はxについて周期的境界条件
を採用する。zについては、壁を流れが横切らない条件、ストレス境界条件を採用したうえで壁からの運動量、密度フラックスがない条件、