麻生敏正

自己紹介

はじめまして、麻生敏正です。 所属する流通情報工学科は、国立大学で唯一、流通を工学的に教育する学科です。 学科では、流通情報システムに関する授業を担当しています。毎年毎年、新しい発見があり、講義する楽しさや難しさを感じています。 特に物流は、日々の生活や企業活動を支える基盤でありながら、なかなか表に出てこない「奥ゆかしさ」を持つとても魅力的な分野です。 指導学生はみな、各自が希望する業界に就職できており、本学のニーズの高さを感じつつ、 自身の学生時代と比べると、昨今の学生は非常に能力が高いと思う今日この頃です。

学生時代に、私は「IT」×「交通信号制御」を題材として、考え方や研究(詳しくはこちら)の楽しさを学び、2012年から本学で教員として働いています。 研究分野は着任後に「IT」×「流通」へ変更しましたが、3年くらい成果が出せず、とても苦しい時期が続きました。 しかしその間、多くの方に支えていただき、ときには叱っていただいたおかげで、斜に構えることなく、まっすぐ進むことができました。 私の周囲にいた方たちのほうが辛かったと思います。大変お世話になりました。本当にありがとうございます。

現在、ITを活用した作業計測技術に関する研究を行っていますが、第一著者として、2018年に日本物流学会賞、 2020年に東京海洋大学 学長賞と、電子情報通信学会のLOIS研究会 グッドプレゼンテーション賞をいただくことができました。 さらに2020年7月、作業計測に関する特許を取得しました。 また、指導学生も2019年に日本物流学会、2020年にLOIS研究会から賞をいただくことができ、 「IT」×「流通」の研究者としての自信になりました。 現在でも悩むことはありますが、毎日マイペースに教育・研究を実施しています。

2023年3月より1年間、本学の制度を利用し、スコットランドのストラスクライド大学で在外研究を行いました。 海洋分野の研究もチャレンジしています。

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