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東京海洋大学 海洋資源エネルギー学部門

九州周辺海域での海底調査

海域

   



鹿児島大学・京都大学・九州大学が中心となり地震・地殻変動観測が行われている。

甑島周辺・トカラ周辺海域:海底地震計観測
薩摩半島西方沖:海底地形・地層調査
女島:臨時地震・地殻変動観測


2019年調査

4月に実施した長崎丸第25次航海では「海底地震観測」「地層調査」「海底地形調査」「女島観測点のメンテナンス作業」を行った。


航跡図




北部沖縄トラフで実施したサブボトムプロファイラ調査で確認された断層

北部沖縄トラフ





北部沖縄トラフは背弧海盆拡大のもっとも初期の段階であり、
その北部延長は九州中央部に位置する別府島原地溝帯に接続すると考えられている。

2015年、この北部沖縄トラフにおいて薩摩半島西方沖地震(Mj7.1)が発生した。
この地震は活動的背弧海盆で発生した地震としては世界最大級である。
また、2016年熊本地震と同じく、日本では珍しい伸長場で発生した地震であり、薩摩半島西方沖地震の特徴を理解することは、内陸地震発生様式を理解するうえでも重要である。

そこで、薩摩半島西方沖地震の特徴を理解するために、
海底地形・断層調査、地震・磁力観測を開始した。



長崎大学水産学部 練習船長崎丸



長崎丸
2018年3月に竣工


マルチナロービーム・サブボトムプロファイラなどを装備している