2. 地熱:腐食に関する研究
「海洋大学でなぜ地熱か?」
地熱流体の一部は実は海水が起源となっている場合が多くあります。海水由来の地熱資源ではスケール(湯の花)による配管の詰まりが問題になりやすいです。日本は温泉国にもかかわらず,スケールの研究は少なく,スケールの形成機構についてはほとんど理解されていません。
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「海洋大学でなぜ鋼の強度や腐食の研究をするのか?」
例えば、Sub-sea環境(海水中)でOil&Gasを抽出するためには,輸送配管を用いた安定的な供給が必要です。しかし,時々輸送配管は大小規模があるものの事故が起きているのが現状です。これは強度と腐食それぞれに関するデータは多いですが,双方が相互作用を起こした材料の破損メカニズムとその条件については整理されていないためであり,それを研究しています。
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「海洋大学でなぜチタンの研究をするのか?」
主な理由は私がただ興味があるからです。酸素がどのような影響を与えているか,どこまで酸素が使えるか知りたいです。耐食性が高く,意匠性(見た目)がいいので,海水環境で使用できます。しかしコストが高いため,汎用材として利用するには精錬技術の技術開発が必要です。
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