1 自動詞と他動詞

1.1  動詞

動詞とは、作を表すで、 「ドアが開いた」の「開いた」のように、主語を受ける動詞を述語動詞と呼びます。

述語動詞は、その時制(現在・過去・現 在完了など)と (能動態か受動態)によって、違った形をとります。

機関業務では、あるバルブを

これから開けるのか、
今開けている最中なのか
もう開けたのか

によって、プラントの状況が変わってくるので、動詞の時制と態を正しく使うことは、とても重要です。
しっかりと学んで行き ましょう。

1.2  自動詞と他動詞

英語の動詞には、自動詞他動詞があり ます。

自動詞SV (主語:Subject+動詞:Verb) の形で使われ、「SがVする」をあらわします。

例:The door opened. ドアが開いた。

他動詞SVO (主語:Subject+動詞:Verb+ 目的語:Object) の形で使われ「SがOをVする」をあらわします。

例:I opened the door. 私はドアを開けた。(日本語では目的語にあたるドアが先ですが、英語では動詞の open が先です。)

他動詞はまた、be + 他動詞の過去分詞 の形で使われ受身の文を作ります。

例:The door was opened. ドアは開けられた。

open のように、目的語をとれば他動詞(~を開ける)、目的語がなければ自動詞(~が開く)と、自動詞と他動詞が同じ形の動詞も多いのですが、中には rise 「~が上がる」(自動詞) と raise 「~を上げる」(他動詞) のように、自動詞と他動詞で形が異なるものもあります。

他動詞の場合は、reduce the engine speed 「エンジン速度を落とす」のように、主語の意図的な行為というニュアンスが強いのですが、自動詞を使って、The engine speed dropped. と言うと、「エンジン速度が落ちた」と気象や海象により自然に下がったというニュアンスが出ます。 

自動詞と他動詞で形が違う主な動詞には、次のようなものがあります。

自動詞と他動詞で形が異なる動詞

自動詞 他動詞 他動詞
rise  上がる raise 上げる lift 持ち上げる
fall  落ちる、下がる reduce 減らす
drop 下がる、落ちる lower 下げる drop 落とす
lie 横になる lay 横にする
leak 漏れる spill 漏らす

目的語がなければ自動詞、あれば他動詞として使われる主な動詞には、次のようなものがあります。


自動詞 他動詞
turn  まわる まわす
close しまる しめる
run (機械が)うごく (機械を)うごかす
move (物が)移動する (物を)移動させる、動かす
break こわれる こわす
change 変わる 変える
start (機械が)始動する (機械を)始動させる
finish 終る 終わらせる

上記の単語は、Quizlet の 自動詞と他動詞 にまとめてあるので、これを利用して学習しましょう。

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