動詞とは、動作を表す詞で、
「ドアが開いた」の「開いた」のように、主語を受ける動詞を述語動詞と呼びます。
述語動詞は、その時制(現在・過去・現
在完了など)と 態(能動態か受動態)によって、違った形をとります。
機関業務では、あるバルブを
これから開けるのか、
今開けている最中なのか
もう開けたのか
によって、プラントの状況が変わってくるので、動詞の時制と態を正しく使うことは、とても重要です。
しっかりと学んで行き ましょう。
英語の動詞には、自動詞と他動詞があり ます。
自動詞は SV (主語:Subject+動詞:Verb) の形で使われ、「SがVする」をあらわします。
例:The door opened. ドアが開いた。
他動詞は SVO (主語:Subject+動詞:Verb+
目的語:Object) の形で使われ「SがOをVする」をあらわします。
例:I opened the door. 私はドアを開けた。(日本語では目的語にあたるドアが先ですが、英語では動詞の open が先です。)
他動詞はまた、be + 他動詞の過去分詞 の形で使われ受身の文を作ります。
例:The door was opened. ドアは開けられた。
open のように、目的語をとれば他動詞(~を開ける)、目的語がなければ自動詞(~が開く)と、自動詞と他動詞が同じ形の動詞も多いのですが、中には rise 「~が上がる」(自動詞) と raise 「~を上げる」(他動詞) のように、自動詞と他動詞で形が異なるものもあります。
他動詞の場合は、reduce the engine speed 「エンジン速度を落とす」のように、主語の意図的な行為というニュアンスが強いのですが、自動詞を使って、The engine speed dropped. と言うと、「エンジン速度が落ちた」と気象や海象により自然に下がったというニュアンスが出ます。
自動詞と他動詞で形が違う主な動詞には、次のようなものがあります。
自動詞と他動詞で形が異なる動詞
自動詞 | 他動詞 | 他動詞 |
rise 上がる | raise 上げる | lift 持ち上げる |
fall 落ちる、下がる | reduce 減らす | |
drop 下がる、落ちる | lower 下げる | drop 落とす |
lie 横になる | lay 横にする | |
leak 漏れる | spill 漏らす |
目的語がなければ自動詞、あれば他動詞として使われる主な動詞には、次のようなものがあります。
自動詞 | 他動詞 | |
turn | まわる | まわす |
close | しまる | しめる |
run | (機械が)うごく | (機械を)うごかす |
move | (物が)移動する | (物を)移動させる、動かす |
break | こわれる | こわす |
change | 変わる | 変える |
start | (機械が)始動する | (機械を)始動させる |
finish | 終る | 終わらせる |