TUMSAT MARITIME ENGLISH INITIATIVE Japanese | English

■体験型海事英語学習プログラム

平成17年度の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(通称現代GP)」・テーマ4「仕事で英語が使える日本人の育成」に採択された「海事英語学習・評価プログラムの開発」プロジェクトの一環として、東京海洋大学は「体験型」の海事英語教育を実施してきました。 (取組の報告書はこちら

16年夏には、海洋工学部3年生と水産専攻科学生を対象に「海事英語集中セミナー」を開催、海外からも多数の一流講師を招き、海鷹丸での1日実習航海や、シミュレータを使った英語での操船実習、キャンパスのディーゼル・エンジンを使った実習などを通して、学生達は「英語漬け」の5日間を過ごしました。トップページのフラッシュの写真はこのときのものです。

17年12月には、モーリシャスから南アフリカへ向かう海鷹丸で、水産専攻科学生を対象に8日間に及ぶ「船上海事英語集中セミナー」を実施。オーストラリア人を講師に、出入港時の無線交信、交通管制局との無線通信演習などの実習を、少人数体制で行いました。

18年3月には、現代GPプロジェクトの総仕上げとして、再度「海事英語集中セミナー」を開催。デッキオフィサー必修の「標準海事通信用語集」の主筆者Peter Trenkner博士、カリフォルニア海事大学の船長・機関長など、世界の海事英語教育をリードする講師陣を迎え、「海事英語教員研修セミナー」を同時開催して、広く取組の成果を、国内外の海事英語教育に関わる人々に公開しました。

■今後の体制

現代GPによる取組の成果を生かし、海洋工学部では、3年次に航海英語I/II機関英語I/IIを開講、船の運航や機器の運転・整備に必要な英語を、写真教材・ビデオ教材などを利用しながら、実践的に学びます。また汐路丸実習でも、英語による揚投錨実習、無線交信練習を行い、海事英語を磨きます。

「海事英語集中セミナー」を毎年開催、本学の練習船、シミュレータ、キャンパスのディーゼル機関などをフルに活用して、英語で船を動かす訓練を行います。

水産専攻科学生に対しては、実用的な海事英語を身につけるため、遠洋航海中に「船上海事英語集中セミナー」を継続して実施、英語を母語とする講師を迎え、少人数教育で鍛えます。

copyright(C) 2007 TUMSAT All Right Reserved.