東京海洋大学 坂本研究室

〒108-8477 東京都港区港南4-5-7

研究内容紹介Introduce our study

研究内容

研究テーマ


1.魚類分子遺伝学
DNAマーカーを用いた遺伝子地図の作成,有用遺伝形質の解析、耐病性メカニズムの解明、性決定メカニズムの解明
2.魚類分子病理学
 水生生物のウイルス病,病原ウイルスに関する分子生物学的研究

坂本研では、ゲノム情報を利用した効率的な育種技術開発を行っています。
水産生物のゲノム解析、耐病性形質などの優良形質の原因遺伝子の探求を行っています。

●研究分野
・魚類分子遺伝学(DNAマーカーを用いた遺伝子地図の作成, 有用遺伝形質の解析)
・魚類分子病理学(水生生物のウイルス病, 病原ウイルスの分子生物学的研究)


坂本研究室の研究内容



研究実績

DNAマーカーを用いた分子遺伝学的手法により,魚類の遺伝子地図の作成,有用遺伝形質のQTL解析,有用遺伝形質の責任遺伝子単離を行い,分子遺伝育種技術の開発を進めている。これらの養殖魚類ゲノム研究および耐病性研究から,水産分野に貢献でき,かつ生物学的な新発見ができるように努力したい。

魚のゲノムマップの作製

ニジマス,アユ,アマゴ,ヒラメ,ブリ,マダイの各魚種で世界に先駆けてゲノム地図を作成

耐病性遺伝子座の発見

ニジマス伝染性膵臓壊死症、ニジマス伝染性造血器壊死症、ヒラメ・リンホシスチス病、マダイ・イリドウイルス病、アユ冷水病、ブリハダムシ症 の計6つのウイルス病で耐病性遺伝子が存在する場所(遺伝子座)を発見

耐病性形質識別遺伝マーカーを用いたマーカー選抜育種の実践

ヒラメ・リンホシスチス病において、世界に先駆けて耐病性形質識別遺伝マーカーを用いたマーカー選抜育種に成功し、耐病性系統を作出。アユ冷水病、ブリハダムシ症においても、マーカー選抜育種により耐病性系統を作出

性決定遺伝子の単離

パタゴニアペヘレイ、アマゴ、ブリ類において性決定遺伝子を単離

耐病性遺伝子の単離

養殖魚類において世界で2例目、寄生虫症としては世界初となる耐病性遺伝子(ブリハダムシ症)を単離

キーワード

遺伝子地図,連鎖地図,連鎖解析,QTL,DNAマーカー,マイクロサテライトマーカー,ゲノム解析,耐病性,水族ウイルス

東京海洋大学 坂本研究室

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2号館121室