フォークリフトの積荷滑落の評価システムの概略
本システムは、加速度と角速度を計測できるセンサモジュールをフォークリフト本体に設置することで、時々刻々の積荷の滑落危険性の評価ができます。システムは上図に示す通りです。
“調査”では、既存のフォークリフトにセンサモジュール(加速度と角速度を計測可能なもの)とビデオカメラを設置することで、時々刻々のフォークリフトの動きを反映する加速度などのデータを取得する。サーバでは、雑音の除去などを行った上、このデータと指示書や倉庫内レイアウトに基づき、積荷の有無と旋回半径の算出、滑落の危険性評価を行う。そして作業管理者に対して、例えば、作業の様子を撮影した動画上にその積荷落下の危険性を表示する。
“判断”では、作業管理者が前述の情報に基づき、現在の問題点の有無や以前に実施した改善策(例えば安全教育など)の効果を判断する。
“修正”では、“判断”に基づき、作業修正やレイアウトの変更を行う。結果的に危険なフォークリフト操作の削減や作業の省力化、これによる安全性の向上や効率化、コスト削減が可能となる。
利用する機材
計測可能な事柄(20/04/01現在)
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