アウトラインが一通り完成したら、赤い「アウトラインを閉じる」というボタンを押してください。 これで、通常のレイアウトに戻ります(図の参照 10.3)。
このままだと、レベル1に設定した「見出し1」と2に設定した「見出し2」が余り区別できません。これらの表示スタイルを変更して、区別できる様にすれば読み易くなります。
それでは、アウトラインの見出しスタイルを変更してみましょう。まず、「見出し1」のフォント(文字の種類)と文字サイズを大きめの目立つものに変更し、それが大見出しであることを強調しましょう。 リボンのホームを選択し、「レベル1」で設定した「緒言」あるいは「序論」をマウスでクリックしカーソルをあわせましょう。するとスタイルボタン中のスタイルで「あア亜 見出し1」が選択された状態になったことが判ります(図の参照 10.3)。
スタイルボタンの右下にある小さな四角いボタンをクリックすると、スタイルウィンドーが現れます。「見出し1」の右にある青い「a」マークをクリックし10.3、表示される選択肢の中から「変更」を選択します(図の参照10.3)。
選択したら、「スタイルの変更」ウィンドーが現れますので、その中から自分の好きなフォントとそのサイズを選択して「見出し1」のスタイルを変更してください(図の参照10.3)。
変更の結果、「見出し1」のフォントサイズと種類が一括して変更されました(図の参照10.3)。
同様に、「見出し2」のスタイルを変更しましょう。「見出し2」は、「見出し1」よりは小見出しですので、インデント(字下げ)を加えて「見出し1」と区別しやすいようにします。 字下げを行うためには、「スタイル変更ウィンドー」の書式の中から、「段落」を選択します(図の参照10.3)。
選択後、現れた段落のウィンドーの中で「インデント 左」の字下げを行う文字数を入力して「OK」を選択します(図の参照10.3)。
「OK」を押した後は、「見出し2」の字下げが一括して行われたことが判ります(図の参照10.3)。
つぎに、「見出し」に番号を振ります。書籍などでは、章毎に番号が振られている場合が多く、これによって、参照しやすくなります。番号を「見出し」に振るには、各「見出し」を選択後、先ほどから使っている「スタイル変更ウィンドー」の「書式」を押します。その後に現れる選択肢の中から、「箇条書きと段落番号」を選択します(図の参照10.3)。
「箇条書きと段落番号ウィンドー」が現れたら(図の参照10.3)、自分の好きな段落番号を選択してください。
選択後、指定した見出しの前に段落番号が一括して振られたことを確認してください(図の参照10.3)。 同様なことを、その他のレベルの「見出し」についても行ってください。
次に、見出しに網かけを施しましょう。網かけをつけるためには、再度「スタイル変更ウィンドー」の「書式」を押します。その後に現れる選択肢の中から、「罫線と網かけ」を選択します(図の参照10.3)。 現れた、「線種とページ罫線と編みかけの設定ウィンドー」中の「網かけ」タブを選択し、好きな網かけを選んでください(図の参照10.3)。
同様にすべての「見出し」について網かけを施しましょう。 指定した見出しの背後に編みかけが施され、章の区切りがより鮮明になります(図の参照10.3)。