予め挿入する図の解像度を下げるなど出来れば良いのですが、別のソフトウェアを用いなければならず面倒です。 PowerPoint 2010には、この様な問題を回避するため、図を挿入する際に画像の圧縮を行うことが出来ます。
前節から、図を挿入後には「図ツール」が起動することを演習しました。このツールは、図をダブルクリックすると何時でも起動できます。 図ツールの一番左側の調整グループにある、図の圧縮をクリックします(図の参照 )。
すると、図の圧縮ウィンドーが起動します。この中で、自分が望む解像度のレベルをチェックします。 図の例では、既に「電子メール用」かドキュメントの「解像度を適用」以外はチェックできない様に なっています(図の参照 )。
ちなみに、何の圧縮も行わないでこのファイルを保存した場合、ファイルのサイズは、 100KB程度です(図の参照 )。
試しに「電子メール用」をチェックして 保存すると、サイズは半分強まで収まりました(図の参照 )。
上記の様に、図を一つずつ選択して夫々に関して圧縮の度合いを設定することも出来ます。 また、ファイル全体を通してこの圧縮を制御する方法も有ります。 そのためには、パワーポイントの「ファイル」メニューへいき、「ヘルプ」の「オプション」 をクリックします(図の参照 )。
すると「Power Pointのオプション」というウィンドーが立ち上がります。左のタブから「詳細設定」を 選んで下さい。すると、「イメージのサイズと画質」という個所があることが分かります(図の参照 )。 既定では、220ppiとなっており、これを下げれば図の圧縮を更にかけることができます。