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条件を満たす個数を数える:COUNTIF:条件を満たす場合を数える

上の例では、IF文で出た答えをSUMで足すという2つのステップを踏みました。 Excelにはこれを一つのステップとして行う事できる、COUNTIFという関数があります。 この使用方法は以下の通りです。
=COUNTIF(範囲,条件)
ここで、条件が数字ならその数字と同一な内容のセルを数えます。 また、文字列を条件に入れる場合は、"文字列"のように、ダブルコーテーションで 括らなければなりません。この場合、入力された文字列と内容が同一である セルの数が数えられます。 不当符号を用いる条件式の場合も、"$\> 2$"の様に書かなければなりません。

例えば、

=COUNTIF(D3:D38,"GB")
とすれば、上の例で実施した、英国の大学でランクインした大学数を一度に計算できます。

図に、アメリカ「US」のランクインした大学の数を数えるために、COUNTIFを用いる場合を示しています(図の参照 12.3.4)。

Figure 136: COUNTIFの使い方
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatCountIf2.eps}   

この数式を入力したセルを下にコピーします。 コピーすると、相対参照しているため、条件を課すセルの範囲も下にずれてしまい、結果が最初の計算結果と異なってしまいます(図の参照 12.3.4)。

Figure 137: COUNTIFの使い方
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatCountIf4.eps}   

そこで、範囲の行数を絶対参照するために、数字の前にマークを挿入し、下方向のコピー時に選択範囲も 下方向にずれてしまうのを防ぎましょう(図の参照 12.3.4)。

Figure 138: COUNTIFの使い方
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatCountIf5.eps}   
を挿入した上でもう一度セルをコピーすると、今度は全ての答えが同じになるはずです(図の参照 12.3.4)。
Figure 139: COUNTIFの使い方
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatCountIf6.eps}   

次に、検索条件で先ほど入力した"US"を、他の空いたセルに国名と略記号を羅列する表(国別の統計表)を作って、そこから選択するようにして 検索条件にセルの番地で図の様に、その国名表の右隣の列に、指定しましょう(図の参照 12.3.4)。

Figure 140: COUNTIFの使い方
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatCountIf7.eps}   

それが出来たら、そのセルを下へコピーします。コピーされた内容が正しく、検索条件を国別の統計表から選択しているか、セルをクリックして 内容を確認しましょう(図の参照 12.3.4)。

Figure 141: COUNTIFの使い方
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatCountIf8.eps}   

出てきた答えをSUMで全て合計すれば、35になるはずです(図の参照 12.3.4)。試して下さい。

Figure 142: COUNTIFの使い方
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatCountIf9.eps}   



Takeyoshi Nagai 2013-09-03