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条件を満たすか満たさないか IF:二つの条件 OR

前節では、2つの条件を両方とも満たす場合についての条件式の書き方を演習しました。 ここでは、2つの条件のうちどちらかが正しい場合を数える方法について、IF文を用いて 演習していきましょう。 2つの条件のうちどちらかが正しい場合を数えるには、論理和を用います。 即ち、
(条件1)+(条件2)
括弧内に書かれた条件が満たされれば括弧の計算の結果を「1」、そうでなければ「0」 とすると、二つの論理式(条件式)の足し算(論理和)は条件がひつとでも満たされれば「0」以外になり得ます。 これを、IF文の条件式に記入してみますと
=IF((条件1)+(条件2),1,0)
のように書け、2つの条件のうちどちらか一方でも正しければ 「1」を、両方とも正しくない場合は、「0」を出力させる事が出来ます。

このIF文と論理和を利用して、大学の性質について調査しましょう。 大学の種類が、「FC: Fully Comprehensive」か若しくは「CO: Comprehensive」である場合に 「1」をそれ以外は「0」を出力させてみましょう(図の参照 12.3.8)。

Figure 144: IFの使い方: 2条件 OR
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatIfOr1.eps}   

このIF文を他の行にもコピーして、全ての35位以内にランキングした大学について条件を当てはめてみましょう。 その結果をSUMを用いて合計して下さい(図の参照 12.3.8)。何校がFC或はCO、「総合大学」と呼ばれる大学でしょうか?

Figure 145: IFの使い方: 2条件 OR
   \includegraphics[width=14cm,clip]{UnivStatIfOr2.eps}   



Takeyoshi Nagai 2013-09-03