食品と機械の両方について、深い知識を持った技術者を養成します。
Office hours:月曜日の16:00~18:00 (但し予めメイルでアポイントを取ってくれれば随時対応します)
[渡辺 学] Watanabe Manabu

所属:海洋科学系 食品生産科学部門 食品品質設計学講座
職名:教授
研究分野・キーワード:食品冷凍工学、熱流体工学、食品工学、混相流
担当授業(学部):フレッシュマンセミナー、セミナー、卒業論文、食品生産科学入門実験、物理学実験、食品生産システム調査、
        科学英語、食品機械装置工学、食品工学実験、食品工学演習 I、食品工学演習 II
担当授業(大学院):食品冷凍工学、食品冷凍学特論
研究室:食品冷凍学研究室
電話番号:03-5463-0617
E-Mail:mwat(at)kaiyodai.ac.jp



[担当教員:渡辺 学]授業科目名:食品機械装置工学

開講学科:食品生産科学科
科目分野:専門科目
学年・必選・単位:3年/選択/2単位
学期・曜日・時限・教室:前学期 木曜日 2時限 講義棟32番教室

■学習目標及び授業の方法
食品産業の使命は,安全で品質の高い食品を,ある程度大量に,且つ個体ごとのバラツキが小さくなるように,生産することである.また企業である以上,持続的成長のために,でき得る限りコストを低く抑えなくてはならない.これらを実現するためには,機械装置を導入することが必要不可欠であり,このため食品産業を考える上では装置産業という側面を切り離して考えることはできない.最近では,企業活動に伴う環境負荷の低減までもが要求されるようになっており,機械装置の選定や運用は,より一層重要なものとなっている.以上を踏まえて本講義では,食品生産に関わる,原料供給装置,加工装置,加熱・冷却装置,包装装置,輸送装置等の各種機械装置について,それらの役割や動作原理,構造を解説するとともに,適切な加工プロセスを実現するための計測・制御技術の基礎についても学ぶ.また,熱機関の基礎を理解することで効率の概念を体得し,省エネルギーに対する理解を深め,地球環境保全に関わる技術者倫理についても考える. 達成目標 (1) 食品生産に関わる各種機械装置について,動作原理,構造,制御法等を理解する.
■達成目標
(1) 食品生産に関わる各種機械装置について,動作原理,構造,制御法等を理解する. (2) 食品生産におけるエネルギー利用について理解し,省エネルギーの本質を知る. (3) 食品工場における機械装置の役割を学び,品質管理とも深く関わっていることを理解する.
■授業の計画
概ね以下のような内容で進めてゆく予定だが,授業の進捗度・理解度等により変更する場合もある. 1:概要 2:食品工場概説 3:加熱装置と伝熱 4,5:ボイラと蒸気利用 6,7:熱効率と省エネルギー 8,9:冷凍装置 10:ポンプと流体機械 11:配管,継手,バルブ等 12:計測制御 13:品質管理 14:まとめ
■予習・復讐のあり方
教科書や配布資料を授業の前後によく読んで理解を深めること。特に問題演習を通じた授業内容の復習は理解を深めるために重要である。授業の進行に応じた課題を与える場合がある。
■履修要件
特になし
■テキスト・教材・参考書
講義に用いるスライドのPDFを,予めダウンロードして持参してもらう.また,関連の深い書籍等があれば授業中に紹介する.
■成績評価の方法及び評価基準
成績評価の方法】 定期試験80%,レポート20%の割合で総合評価を行う.
【評価基準】 定期試験では,食品機械装置に関する基礎的事項を誤りなく理解できているかを,レポートでは自分で調べて考える力の習得状況を評価し,総合的に達成目標をクリアーしている場合のみ60点以上の合格点を与える.

[担当教員:渡辺 学]授業科目名:食品冷凍学(E)

専攻・課程:食機能保全科学専攻 博士前期課程
専攻分野:食品品質設計学
開講学年:1年
単位数:2
学期・曜日・時限:後学期 木曜日 2時限 その他


■目標と内容及び計画
冷凍・冷蔵装置は,食品を扱う限り決して欠かすことのできない装置である.特に食品冷凍に関係する機械装置は非常に多様であり,しかも被冷却物である食品は一般の工業製品などよりもはるかに複雑な性質を持つ.以上を踏まえて本講義では,基礎から先端までを含む食品冷凍技術について,主に工学的な視点から解説する.
■成績評価の方法
出席点と提出されたレポートの完成度,さらに講義中の討論の内容などを基に採点・評価する