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IF文の使用

プログラムを書く場合、データを様々な条件のもとに篩にかけ条件を満たすデータのみについて 作業を行うといった場合が頻繁に見られます。このときに最も使うのがIF文です。 Tiny Basicでは、IF文の用いたかで一行にまとめる方法と、複数行に亘って各方法の 両方が採用されています。

一行の構文にまとめた形式は、以下の様なものです。

if 条件1 then 命令1 [else 命令2]
この例では、「(if)もし条件1を満たす場合、(then)そしたら、命令1を実行しなさい」 という意味になります。 ここでカギ括弧内はオプションで、付けなくても 間違いではありませんが、付けた場合は、 「(if)もし条件1を満たす場合、(then)そしたら、命令1を実行しなさい、(else)それ以外の場合は命令2を実行しなさい。」 という意味になります。

一方、複数行の命令語を対象としたブロック形式では 以下の様な書き方をします。

if 条件1 then
  命令1
elseif 条件2 then
  命令2
elseif 条件3 then
  命令3
else
  命令4
end if
一行で書く場合との違いは、thenの後、改行していること、命令文の後改行すること、elseifを使って、 更に細かい条件を設定できること、また、最後は必ず1行を裂いてend ifで終わらなければならないことです。 この例では、「(if)もし条件1を満たす場合、(then)そしたら、命令1を実行しなさい。 (else if)それ以外でもし、条件2を満たす場合は、命令2を実行し、 (else if)それ以外でもし、条件3を満たす場合は、命令3を実行しなさい。(else)それ以外の場合は命令4を実行しなさい。」 という意味になります。

条件を書く場合には以下の様な記号を用います。

記号 用途 使用例 その意味
$=$ 等しい a=3 aが3に等しい場合
$<>$或は$><$ 等しくない a<>0 aが0に等しくない場合
$>$ 大なり a>1 aが1より大きい場合
$<$ 小なり a<10 aが10より小さい場合
$>=$ 以上 a>=100 aが100以上である場合
$<=$ 以下 a<=100 aが100以下である場合



Takeyoshi Nagai 2013-10-07