next up previous contents
Next: 算術演算子 Up: 情報処理概論I Basic Previous: プログラムを書くうえで覚えておくポイント   Contents

変数の型

Tiny Basicでは、実数と文字列を区別して取り扱います。実数とは数字のことで、それを格納する変数は、実数型の変数となります。これに対して、文字は文字列として別に扱います。例えば、先ほどと同様に、
pi=3.1416
とした場合、$pi$は、実数型の変数です。しかし、
pi$ ="3.1416"
のようにダブルコーテーションで数字を囲った場合、この数字はBasicにとって数字ではなく文字として認識されます。このため、数字を想定した計算を$pi\verb\vert$\vert$について行うことはできません。このとき"3.1416"を格納する$pi\verb\vert$\vert$も文字列であるからです。このようにBasicでは、変数名の最後が$\verb\vert$\vert$である変数は全て文字列として認識されます。当然以下のように、
UnivName$ ="Tokyo University of Marine Science and Technology"
とすれば、海洋大学の英字表記名を含む変数UnivName$\verb\vert$\vert$は文字列として認識されます。



Takeyoshi Nagai 2013-10-07