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平成14年度より東京水産大学大学院(現 東京海洋大学大学院)寄附講座として新規に開講されたヘルスフード科学(中島董一郎記念)寄附講座は、「予防医学のための機能性食品、即ちヘルスフードの、新規探索、機能解明、用途開発に関する教育・研究」を目的としている。さらに、学内のみの教育・研究活動に留まらず、食品産業界との連携や、「予防医学」及び「ヘルスフード」に関する社会一般に向けた啓蒙活動を積極的に行っていく姿勢も本講座の大きな特徴である。
医療・公衆衛生の発達や栄養状態の改善を背景として世界一の長寿国となった我が国では、高齢者のQOL(生活の質)の維持、即ち健康で活動的な老後生活をいかに維持するかが、次なる課題となっている。その観点から「食と健康」の関係は益々重要になってくる事は論を待たない。さらに、対象を高齢者に限定することなく、機能性食品を「健康と美の維持・増進」、「予防医学」、「QOLの維持・改善」に積極的に役立てて行くための新しい研究分野の創生を当講座は目指している。
機能性食品を予防医学に活用するための「ヘルスフード科学」は多分野に亘る学際科学であり、未だ学問として体系化されていないため、当講座では教科書作りから始めている。「ヘルスフード科学」は未開拓な教育・研究分野であるため、新しい事に挑戦するチャンスに溢れており、学生諸君と共に常識にとらわれない「起業意識」を持って取り組んで行きたいと考えている。
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