上の写真のように、学内のとある光学顕微鏡では、懐中電灯でステージを照らし観察を行っていた。
これでは片手がふさがってしまうため作業効率が非常に悪く、明るさも十分でない。
そこで本研究室は、明るさ調節機能付き顕微鏡用LEDを開発した。
本製品は、超高輝度白色LEDを9個搭載し、とてつもない明るさでステージを照らすことが可能である。
しかし、ただ明るければいいわけではない。適切な明るさで照らすことができなければ使い物にはならないのである。
そこで、9個のLEDの明るさを調節するため、オペアンプを用いた定電流回路を内蔵している。
マイコンを用いてPWM制御(デジタル回路)で明るさ調節する方法もあるが、顕微鏡では照明のちらつきは許容されないため、この方法は使えない。
そのため本製品では、オペアンプによる定電流回路(アナログ回路)で明るさを調節する方法を採用した。
明るさ(LEDに流れる電流量)は、上部に取り付けられたボリュームを回すことで調節できる。
また、電池交換を不要にするため、電源はACアダプタ(12V)による外部給電を採用した。
詳細は以下の資料をご覧ください
顕微鏡用LED照明 取扱説明書(PDFファイル)
本研究室が開発した顕微鏡用LED照明の取扱説明書です。
使い方だけでなく、回路図や回路設計理論などの技術資料も含まれています。