坂井 孝典

流通情報工学部門 准教授

2013年以来、都市物流、特に、物流土地利用と貨物交通モデルに関する研究に従事。イリノイ大学シカゴ校では国際的に関心の高いロジステックス・スプロールに関して様々な研究を行い、物流施設の立地動向・立地要因・交通影響に関して多くの知見を得た。関連論文は、Journal of Transport GeographyやJournal of Transport and Land Useなどのトップジャーナルにて発表され、また、Transportation Research Board Annual Meetingにおいて、二年連続(2017年・2018年)でBest Paper Awardを受賞している。 Singapore-MIT Alliance for Research and Technology(SMART)に移籍後は、MIT-ITS Labが開発するエージェントベース都市貨物交通モデルのSimMobility Freightの主担当となり、モデル手法やケーススタディについてTransportation Research Part EやPart Aを含む媒体において多数の論文を発表した。2021年に東京海洋大学にて着任後は、特にEコマースやBtoC配送に焦点をあて、世界5か国の5都市における都市内物流施設の関する研究(Transportation Research Part Aにて発表)や、Eコマース需要モデルの研究(Transportation Research Recordにて発表)などを行っている。また、Edward Elgar、Routledge、Springerといった国際的な出版社の専門家・大学院生向けのハンドブックにも寄稿している。2023年にはOECD(経済協力開発機構)の国際交通フォーラムが主催した都市物流ハブに関するラウンドテーブルに招待され、政策提言の議論に参画した。

現在、米国Transportation Research Board 貨物交通・ロジスティクス委員会(AT015)委員、Institute for City Logistics ダイレクター。

Google Scholar

CV

田中 慎也

海運ロジスティクス専攻 (M2)

学士研究: 宅配事業におけるラストマイル施設の立地と効率性に関する研究

本島 利希

海運ロジスティクス専攻 (M2)

学士研究: 食料品・日用品を対象としたE コマース世帯需要モデルの構築

Aaron Michael Salang

海運ロジスティクス専攻 (M2)

小寺 涼太

海運ロジスティクス専攻 (M1)

学士研究: GPSデータを用いた都市内貨物受取時間選択モデルの構築

平林 佑基

海運ロジスティクス専攻 (M1)

学士研究: ラストマイル施設の都市圏における空間分布に関する研究

枦木 佑未

海運ロジスティクス専攻 (M1)

学士研究: 都市圏内における貨物車経路選択に関する分析

Dean Jasper Dizon Tolentino

海運ロジスティクス専攻 (M1)

Zhe Song (Sonia)

海運ロジスティクス専攻 (M1)

渡邉 杏月

流通情報工学科 (B4)

坂本 結梨

流通情報工学科 (B4)

谷口 実香

流通情報工学科 (B4)

大倉 芽衣

流通情報工学科 (B4)

田中 悠一朗

流通情報工学科 (B4)

河﨑 雅浩

流通情報工学科 (B4)

卒業生

大沼 祐犀(流通情報工学科、2024年)

研究テーマ:オンラインショッピング利用に関する共分散構造分析:鉄道へのアクセス性に注目した日米の比較

森 晴太(流通情報工学科、2024年)

研究テーマ:2つの交通センサスデータを組み合わせたValue Flow推計手法の開発

松下 莉子(流通情報工学科、2024年)

研究テーマ: 東京都市圏における工場の立地ポテンシャルに関する研究

佐藤 辰巳(流通情報工学科、2024年)

研究テーマ:AISデータによる世界の貨物船航海と港湾利用の実態に関する研究

藤山 佳穂(流通情報工学科、2024年)

研究テーマ:宿泊旅行統計を用いた交通施設整備およびコロナ禍の影響分析

Virgilio Ramos Jr.(海運ロジスティクス専攻、2023年)

研究テーマ: A Framework for Urban Freight Simulation Focusing on Household E-commerce Demand

新部 秀悟(海運ロジスティクス専攻、2023年)

研究テーマ: プローブデータを用いた東京都市圏における貨物車ツアー分析

鷹野 由利香(流通情報工学科、2023年)

研究テーマ: 事業所における貨物交通発生集中に関する研究: 東京都市圏を対象とした経年分析

飯塚 将太(流通情報工学科、2022年)

研究テーマ: オンラインショッピングと買い物トリップの選択要因に関する研究―コロナ禍のニューヨーク市データを用いた分析―

三戸 康平(流通情報工学科、2022年)

研究テーマ: Eコマース向け物流施設の立地に関する研究

過去の客員研究員

Lin Xiaohong

2023年11月~2024年2月、深圳ハルビン工業大学修士課程学生

Huang Yinghuan

2023年11月~2024年2月、深圳ハルビン工業大学修士課程学生

Coriolan Gout

2022年10月~12月、パリ第1パンテオン=ソルボンヌ大学

卒業生の進路

デルフト工科大学、東北大学大学院、日本工営株式会社、株式会社 NYK Business Systems、 株式会社テプコシステムズ、神原汽船株式会社、独立行政法人日本貿易振興機構、NTTデータアイ