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「放射線影響研究と防護基準策定に関する科学史的研究」

科学研究費補助金基盤研究(B)2016年度~2019年度

このホームページは、科学研究費補助金基盤研究(B)「放射線影響研究と防護基準策定に関する科学史研究」(2016年度~2019年度、課題番号:16H03092、研究代表者・柿原泰〔東京海洋大学〕)の研究活動に関する報告のために開設します。

リンク  (https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16H03092/)

 

 

研究目的

本研究は、放射線影響をめぐる科学的な調査研究について、日本、アメリカ、旧ソ連(ロシア等)における研究の形成と展開を歴史的に解明するとともに、それらが国際機関等の場でどのように評価され、防護基準の策定にいかされたのかの経緯を解明する。さらに、そうした調査研究と基準策定が被害者の認定や救済、行政による規制政策など、人々の暮らしと健康のためにはたしていかされたのか、社会的な対応についても歴史と現状の両面から検討する。科学史を軸に据えつつ、科学技術論、環境史、文化人類学、メディア論など、学際的にアプローチすることによって、現代科学史研究にとっての重要課題である<放射線の科学史>の研究基盤構築を目指す。