【2018年度】
● 以下のような国際ワークショップを開催しました。
the International Workshop, "Radiation Diplomacy: The History and the Present"
日時:2018年11月3日(土) 10:00~17:00
会場:京都大学 人文科学研究所 本館101号室
詳細は こちら
● 以下のような講演会をNPO法人市民科学研究室との共催で開催しました。
NPO法人市民科学研究室・市民科学講座Aコース
東電原発裁判から見えてきたこと ~未公開だった検察資料を中心に~
講師:添田孝史 氏(科学ジャーナリスト)
日時:2018年10月6日(土) 14:00~16:30
会場:光塾COMMON CONTACT 並木町
● 日本科学史学会第65回年会にて以下のようなシンポジウムを開催しました。
放射線影響評価の国際機関(UNSCEAR)の歴史と現在 ー東電福島原発事故の影響をめぐる日本の論争を理解するためにー
日時:2018年5月27日(日) 13時10分~15時40分
会場:東京理科大学 葛飾キャンパス
プログラム
趣旨説明と問題提起(コーディネーター:藤岡毅)
高橋 博子(名古屋大学大学院法科研究科)
アメリカ原子力委員会とUNSCEARの発足:1950年代を中心に
吉田 由布子(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク)
チェルノブイリ後の小児甲状腺がん多発問題とUNSCEAR
山内 知也(神戸大学大学院海事科学研究科)
小児甲状腺がんの多発とUNSCEAR2016白書の非科学的性格
コメンテーター:瀬川 嘉之
司会:柿原 泰
[当日の配布資料はこちらを参照]
【2017年度】
● <放射線の科学史>科研の第4回全体研究会を下記の要領で開催しました。
日時:2018年3月17日(土)
会場:東京海洋大学(品川キャンパス)5号館
プログラム
中原 聖乃(中京大学)
マーシャル諸島核実験被害地における土壌汚染に関する科学調査
林 衛(富山大学)
トランスサイエンス論ではダメな理由――STSによる人権侵害を止めるためには
柿原 泰(東京海洋大学)
被曝被害の放置をもたらす<科学>:概説
藤岡 毅(同志社大学)
シンポジウム「放射線影響評価の国際機関(UNSCEAR)の歴史と現在――福島原発事故の健康影響をめぐる日本の論争を理解するために」の趣旨と準備状況について
瀬川 嘉之(高木学校/市民研・低線量被曝研究会)
原子力規制委員会と放射線審議会で現在進行するICRP勧告取り入れ問題(続)
総合討論(含・今後の計画について)
● <放射線の科学史>科研の第3回全体研究会を下記の要領で開催しました。
日時:2017年12月9日(土)
会場:同志社大学 今出川キャンパス 良心館
プログラム
【報告――歴史研究パート】
中尾 麻伊香(立命館大学)
ABCCの非治療方針について
高橋 博子(明治学院大学)
アメリカの核政策と国連科学委員会
市川 浩(広島大学)
放射線・物理=化学生物学研究所とAlexander Hollaender (1898-1986)らの訪ソ(1960年)-ソ連における放射線影響評価の分岐点-
【ディスカッション】
今後の放射線科学史科研の計画について(柿原泰ほか参加者)
【報告――現在パート】
瀬川 嘉之(高木学校)
原子力規制委員会と放射線審議会で現在進行するICRP勧告取り入れ問題 -平常時と緊急時の間にある放射能汚染状態について-
総合討論
● 科学技術社会論学会第16回年次研究大会にて以下のようなオーガナイズド・セッションを開催しました。
日時:2017年11月26日(日) 14時10分~16時10分 16時20分~18時20分
会場:九州大学 馬出キャンパス
公害・被曝被害放置をもたらす<科学>――STSアクチュアリティ再構築にむけて(その1)
(オーガナイザー:柿原泰)
柿原 泰(東京海洋大学)
福島県「県民健康調査」の開始時における疫学の位置づけをめぐって
上田 昌文(NPO法人市民科学研究室)
公衆衛生分野にみる科学のねじ曲げ(bending)手法の類型化
藤岡 毅(同志社大学)
アグノトロジーの視点から見た日本の低線量被曝問題
永井 宏幸(NPO法人市民科学研究室)
放射線障害の疫学研究における<有意性依存症>
公害・被曝問題解決の条件――STSアクチュアリティ再構築にむけて(その2)
(オーガナイザー:林 衛)
林 衛(富山大学)
科学性と倫理性両立の条件――「STSが役に立たなかった」論の分析を出発点に
中野 浩(東京海洋大学他)
水俣病有機水銀説あいまい化に関与した科学者たちのその後
山内 知也(神戸大学)
計測されていない放射能が存在しないことにされ計測されなかった被曝がなかったことにされていることについて
篠田 真理子(恵泉女学園大学)
劇症型・典型例・急性症状以外の症状をどう捉えるか
【2016年度】
● <放射線の科学史>科研の第2回全体研究会を下記の要領で開催しました。
日時:2017年3月18日(土) & 20日(月)
会場:神戸大学(深江キャンパス)総合学術交流棟 1階 梅木Yホール
プログラム
3月18日(土)
瀬川 嘉之(高木学校/市民研・低線量研究会):IAEA報告書とUNSCEAR報告書を読む
林 衛(富山大学):福島原発震災裁判で問われている低線量被曝論―― 年1mSv線量限度を反故にする論理
総合討論
3月20日(月)
柿原 泰(東京海洋大学):<放射線の科学史>科研 2016年度の研究進捗状況と今後の共同研究の進め方について
吉田 由布子(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク):原発事故後の長期放射線防護対策とIAEA
ラウンドテーブル:放射線影響研究・防護基準策定の歴史をめぐって(藤岡毅、市川浩、山内知也、林衛、中尾麻伊香、吉田由布子、佐藤恭子、柿原泰)
Part I――国際的視野から
Part II――日本の文脈から
Part III――福島以後の現状からの視点
総合討論
● 以下のような研究会を共催で開催しました。
放射線被ばくの科学史研究会
テーマ「東電福島原発事故による小児甲状腺がん多発をめぐる科学史・科学論的考察のために」
日時:2016年12月3日(土) 13:00~18:30
会場:同志社大学寒梅館
共催:科研費基盤研究B「放射線影響研究と防護基準策定に関する科学史的研究」研究班&科研費萌芽研究「公害・環境問題の諸相における疫学のあり方に関する科学史・科学社会学的研究」研究班
プログラム
山内 知也(神戸大学)
福島県内の小児甲状腺がん多発の現状とTsuda論文(Epidemiology 2015)の紹介
山内 知也(神戸大学)
「人間集団における健康状態とそれに関連する要因の分布を明らかにする学問」としての疫学とOhira論文(Medicine 2016)の紹介
藤岡 毅(同志社大学)
尾松亮「『ベラルーシ政府報告書』から読み解く チェルノブイリ甲状腺がん発症パターン」(『世界』2016年11月号)の紹介
柿原 泰(東京海洋大学)
日本における疫学のあり方に関する批判的検討:重松逸造を例に
篠田 真理子(恵泉女学園大学)
医学における因果関係の推論
瀬川 嘉之(高木学校)
低線量被ばくの疫学から公衆衛生の課題とその枠組みに向けて
吉田 由布子(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク)
広島・長崎、チェルノブイリ、JCO、福島の保健対策の比較
総合討論(問題提起・司会 藤岡毅)
● 以下のような談話会をNPO法人市民科学研究室との共催で開催しました。
市民科学講座Dコース(談話会)
~〈原爆調査の歴史を問い直す〉シリーズ~
『小児科医ドクター・ストウ伝』をめぐって [←http://www.shiminkagaku.org/20161001/]
日時:2016年10月1日(土) 14:00~
会場:市民科学研究室・事務所(東京都文京区千駄木)
ゲスト:長澤克治さん (共同通信社名古屋支社 次長)
● <放射線の科学史>科研の第1回全体研究会を下記の要領で開催しました。
日時:2016年7月23日(土) ~24日(日)
会場:23日 東京海洋大学(品川キャンパス)5号館
24日 明治学院大学(白金キャンパス)本館
プログラム
・7月23日(土) 東京海洋大学(品川キャンパス)
柿原 泰(東京海洋大学):<放射線の科学史>科研 共同研究のスタートにあたって [←members only]
:日本における放射線影響研究の歴史(その1)―『放射線影響研究の十年』(1965 年)をもとに [←members only]
藤岡 毅(同志社大学):放射線被ばくの科学史研究を始めるにあたって―東電福島第一原発事故による被ばく問題の継時的検討 [←members only]
総合討論
・7月24日(日) 明治学院大学(白金キャンパス)
市川 浩(広島大学):1950年代ソ連邦における放射線影響研究――核兵器保有国が鳴らした "警鐘 "とその "分岐 " [←members only]
樋口 敏広(ジョージタウン大学):欧米での放射線防護の歴史研究の最前線-ウィーン国際会議参加報告①,② [←members only]
・シンポジウム「太平洋核実験70年――1946年「クロスロード作戦」再考」 http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/events/event20160724/
http://www.meijigakuin.ac.jp/corporations/release/PDF/MG_160713.pdf
基調講演・竹峰誠一郎「マーシャル諸島 終わりなき核被害を生きる」
第1部「日本の南洋群島統治と核実験への道」(前田哲男、高橋博子、石原俊)
第2部「核と太平洋をめぐる過去と現在」(豊崎博光、市田真理、中原聖乃)
(共催:明治学院大学国際平和研究所、グローバルヒバクシャ研究会、環境・平和研究会、日本平和学科3.11プロジェクト委員会、科研基盤研究(B)放射線影響研究と防護基準策定に関する科学史的研究)
● 日本科学史学会第63回年会にて以下のようなシンポジウムを開催しました。
チェルノブイリ30年 ―原発事故後の放射線健康影響問題の歴史と現在―
日時:2016年5月29日(日) 15時40分~18時10分
会場:工学院大学
プログラム
趣旨説明(コーディネーター・柿原泰)
今中 哲二(京都大学原子炉実験所)
チェルノブイリ原発事故と福島原発事故:事故プロセスと放射能汚染等の比較検討
尾松 亮(関西学院大学災害復興研究所)
2014年末以降の「チェルノブイリ法」改正における「被災地」ステータスの変化 -変えられたものと「変ええない」もの-
山内 知也(神戸大学)
東京電力福島第一原発事故による小児甲状腺がんの多発
吉田 由布子(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク)
チェルノブイリ大惨事の健康影響評価:国際機関と被災国科学者
柿原 泰(東京海洋大学)
チェルノブイリ汚染地域住民に対するエートス・プロジェクトの問題点
コメント(藤岡毅)、質疑応答、総合討論
当日の配布資料 [←http://id.nii.ac.jp/1342/00001269/]
当日の映像 [←https://www.youtube.com/watch?v=6pgzUakVtlk]
☆ 本シンポジウムについて、『社会新報』第4891号、2016年7月6日付、5面で紹介されました。