メンバー:

教   授
波津久 達也
准 教 授
井原 智則
研究補助員
5名
大 学 院 生
1名
学 部 生
5名
 
 
名 誉 教 授
賞雅 寛而

研究室の1年:

10月- 2月
基礎的勉強
3月初
前年度卒論打ち上げ
3月- 4月中
実験装置作成
4月- 6月
就職活動
6月-8月初
実験、他大学との合同セミナー
8月
夏休み
9月初
実験、データ解析
9月
前学期試験
10月-11月
卒論書き上げ
12月中
卒論発表


卒論テーマ(2019年度):

【船体摩擦抵抗低減に関する研究】
・船底への気泡供給による船体摩擦抵抗低減技術に関する研究。

【先端流体計測技術の開発】
・軽水炉やボイラ伝熱管内に形成する気液二相流などの流動構造を詳細かつ高精度に計測する技術の開発。
・高速度カメラによる光学計測や超音波流速分布計測計に関する研究。

【海底熱水鉱床の熱水噴流計測】
・日本近海に点在する海底熱水鉱床を形作る熱水噴流の流動を高精度に計測する技術の開発研究。
・深海耐圧計測システムを開発し、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の深海調査研究船にて沖縄トラフ域の熱水流動を実際に計測・評価


これまでの卒論テーマ:

【熱流動の基礎研究】
 軽水炉事故時やボイラ伝熱管内に形成する高速微小液滴の流動特性を可視化計測する技術の開発。
 高性能熱交換器や新型原子炉等に適用される伝熱機器の開発に関連したマイクロ・ミニ流路内の流体実験。

【海水中二相流の基礎研究】
 二酸化炭素の海洋溶解技術や貧酸素海域への空気供給による海水浄化技術等の開発に関連した海水中気液二相流の基礎研究。

【電池推進船の実用化に関する研究】
 電池推進船の実現性(耐環境性、経済性、普及性、技術課題)の評価を行う。また、世界で最初の実用的リチウムイオン電池推進船の建造と、建造した電池推進船による越中島キャンパスと品川キャンパスの海路実証試験に参画する。

【微小重力下における気液二相流の流動特性に関する研究】
 宇宙空間における熱除去システムの開発に関連して、本研究では、伝熱管内の流動を模擬した気液二相流の流動実験を微小重力環境下で行い、気液二相流の流動特性に及ぼす重力の影響を評価する。

【ミニチャンネル内における気液二相流の流動特性に関する研究】
 高転換軽水炉の炉心や高性能電子デバイスなどの冷却に関連して、本研究では、マイクロ・ミニチャンネル内に形成する気液二相流の界面構造を高精度に計測する技術の開発と、流動メカニズムを解明するための基礎研究を行う。

【環状流の流動特性に及ぼす壁面濡れ性の影響に関する研究】
 伝熱管内を流れる環状流の流動特性を知ることは、ボイラをはじめとした熱交換器の高性能化や軽水炉の安全性向上に関連して非常に重要である。本研究では、環状流における液膜流動と液滴飛散特性に及ぼす壁面濡れ性の影響を解明するための基礎研究を行う。

【放射線エネルギーを利用した船舶海洋構造物の防食技術に関する研究】
 酸化金属皮膜に放射線を照射した際に生じる放射線誘起表面活性効果(RISA効果)を、船舶や海洋構造物の防食技術に応用するための基礎研究を行う。

【原子炉制御棒のすきま腐食に関する研究】
 原子炉炉心熱出力を調整する制御棒において、隙間腐食による劣化の問題が顕在化している。本研究では、制御棒に用いられているハフニウム材とステンレス材間における隙間腐食の発生メカニズムを解明し、RISA効果による新しい隙間腐食低減技術を開発する。


研究室主要設備:

無重力実験ループ 大型実験ループ 実験室 解析室 ミーティングルーム

場所:

東京海洋大学 越中島キャンパス 第3実験棟
3階(事務室,解析室)
2階(実験室,ミーティングルーム)

連絡先:

第3実験棟〒135-8533
東京都江東区越中島2-1-6
東京海洋大学 海洋工学部
海洋電子機械工学科
動力エネルギー工学研究室
Tel & Fax 03-5245-7410