To gain experience and discover potential
海洋資源エネルギー学科 3年生の方へ
デバイス工学研究室では、超電導を初めとする機能性材料の特異な物性を利用した、新しい産業用機器の開発をテーマとした卒業研究を行います。特に、海洋が持つ巨大なエネルギーを有効に利用するためには、陸上に向けて開発されてきた従来技術では役不足なので、強磁場・低温・真空といった極限環境を利用した新しい技術を生み出す必要があるのです。卒業研究では、専門知識のほかに、物事の仕組みを実践的に理解しようという経験を積むことになるので、製造業やシステムエンジニアリングを始め、幅広い職種に対して役立ちます。
でも、こうした分野にはなじみがなくて、はたして研究室で学んでいけるだろうかと不安を感じるのではないでしょうか?
実は、専門知識を事前に持たずに卒業研究を始めることは、たいして問題になりません。
知識については教員や先輩に聞いて教わることができます。なにより、インターネットで容易に情報を検索することができます。
それよりも、卒業研究を進めること自体が、いままで未経験ということもあって大変です。でも、それはどこの研究室でも変わりません。
あなたが卒業研究を進めるなかで必要なのは、課題を解決する力を身につけることです。この能力は、研究の場はもちろんのこと、社会人として仕事をするとき、確実にあなたを助けます。正規職の仕事は、責任を負って問題を解決することにほかならないためです。
"問題解決能力"は、知識から得られません。 経験から身に付けることが必要です。 それも、真摯に取り組んだ (俗に言う「ガチ」な) 経験でなければなりません。 自分の好みで重くも軽くもできる趣味ではダメなのです。 それに対して、学術的・社会的に誠実さが求められる研究には「自らを研鑽して道を究める」ことが必要です。 だから、卒業研究で課題を追求することは、問題解決能力の醸成に最適なのです。 問題解決能力の獲得には、事前に専門知識を持っていることではなく、自ら学び考えようとする姿勢こそが大事です。 デバイス工学研究室では、そうした真摯に取り組むことの可能な、学術的・社会的に高い価値のある課題をあなたのために用意することができます。 そうした価値は、研究を趣味と捉えているうちは得られないものです。
学生が教育を受ける意義は「できなかったことをできるようになる」ことにあります。 卒業研究では、今の能力でできることをやるべきではありません。楽しかったとしてもそこからは学べません。それよりも、いま現在は手の届かないことに取り組んでできるようになる、これこそ時間と手間を掛ける価値があるのです。 研究室での学びを経て、あなたがいままでの自分にできるわけないと思っていたことができるようになるなら、それは私たちにとって望外の喜びです。
あなたは遠くないうちに職を得て、日々、自身の能力で職責を果たすことになります。
大学院へ進学して本格的に研究を行うためであっても、就職して生計を立てるためであっても、それだけのことを為すための地力を大学を卒業するまでの約1年で身につけて、来る社会人生活に向けて備えておくことはあなた自身を大きく助けることになるのです。
デバイス工学研究室での卒業研究は、あなたがいずれ必ず出くわし対処しなければならない問題・課題を解決する能力を身につけるために役立ちます。そうしたいわゆる"キャリア形成"の必要性を感じる方は、研究室配属を前向きに考えて下さい。
4年生の方へ
デバイス工学研究室では、当研究室で指導を受けて研究をしたいという方を募集しています。
- 超電導応用、特に超伝導モータ・発電機や磁気分離技術に興味のある方。
- 高温超電導材料に関する研究、特にパルス着磁、材料プロセスに興味のある方。
- 海洋エネルギー発電システムの開発、特に、発電機、送電、変電などに興味のある方。
- 超電導に限らず、モータや発電機に関わる研究に興味のある方。
- 上記に関連する周辺技術、特に電子工学、低温工学、磁気工学に関する研究に興味のある方, など。
こうした分野の研究経験がなくても、自身の卒業研究の経験を生かして新たな取り組みにチャレンジしようという意欲のある方を歓迎します。
大学院生の方へ
デバイス工学研究室では、海洋エネルギー発電装置や高温超電導動力機器(特にモータや発電機)の開発や、強磁界発生技術(パルス着磁や磁気分離)、そして関連する電気・電子システムに関する研究に対して興味があり、私たちと一緒に研究をしたいという方を募集しています。
履歴書と業績リストを添えて、教員へコンタクトを取ってください。
Want to be part of the team?
Thank you for your interest in joining our laboratory. We are always looking for enthusiastic and talented graduate students and researchers to work on research related to marine power generation devices and high-temperature superconducting power devices (especially motors and generators), strong magnetic field generation technology (pulse field magnetization and magnetic field separation), and related electrical and electronic systems, based on the following fields:
- Applied superconductivity / Applied materials science / Application of condensed matter physics
- Electrical and electronic engineering
- Cryogenics / Vacuum engineering / Mechanical engineering
There are various ways of joining our group and a brief explanation can be found below. If you have any further questions, please contact us.
Graduate students
Those who are interested in joining our lab as a Master or Ph.D. student should email Prof. Ida with your CV and the names and contact details of at least two referees.
We could offer assistance for you to obtain scholarships as below:
- MEXT scholarships
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There is Japanese government-sponsored scholarships available under the MEXT for research students.
- JSPS fellowships
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JSPS Research Fellowships for for Doctoral Course Students is open for either Japanese citizens or for international students.
- Information from JASSO
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JASSO has information on scholarships for international students.
Postdoctoral fellows
Those who are interested in joining our lab as a postdocs should email Prof. Ida with your CV and the names and contact details of at least two referees.
Please apply Japanese government-sponsored fellowships of MEXT and JSPS, etc and the like to join our laboratory.
If you are interested in these ways, the earlier you contact us, the better.
These schemes are all very competitive, so a well prepared proposal is essential.
- JSPS postdoctoral fellowships
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JSPS has several support programs for you.